転職するから会社を辞めたんだけど、面接に落ちて無職になっちゃったよ~。
どうして良いか分からなくて焦っているんだ。
それはよくある話だが、焦りは禁物だぞ。
しっかり対処すれば問題ない。
転職を始める人の中には、「会社が辛い」「体や心を壊しかねない」などの理由で転職活動と同時に退職交渉を始める方もいます。
働き続けるのが困難な会社を早期に退職するのは有効な手段ですが、中には転職に失敗して無職になってしまう方もいます。
仕事をしていないと、焦りが生まれたり自己嫌悪に至ることもありますが焦りは禁物です。正しい知識を身に付けて計画的に活動を行うことで転職活動を成功に導くことができます。
このページでは、働く意欲はあるものの、転職に失敗した無職の方向けに無職期間にやるべきことや仕事の探し方、就職活動時の注意点を紹介しています。
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転職で無職になる人は多い
そもそも、転職に失敗して無職になるのは珍しいことではありません。
働きながら転職活動を進める人は多いですが、中には仕事を続けるのが難しくなって退職後に転職活動を始める人もいます。
妊娠や出産などのライフイベント、家族の介護、心身の不調などで会社を辞める人は多く、これらの人達も再就職先が決まるまでは無職になります。
『無職』というワードにマイナスなイメージを持つ人は多いですが、必ずしも悪いことではありません。焦って間違った選択をしてしまう方が問題です。
失敗しないよう注意しながら、再就職先を見つけましょう。
無職になって直面する問題
無職になって困ったことはあるか?
様々な問題に直面しているよ。
仕事がないって大変なんだね。
まずは、転職に失敗して無職になった方が直面する問題を紹介します。これから転職活動を始める方は、自分の転職スタイルを考える際のリスク管理に役立ててください。
- 無職というレッテルに焦りを感じる
- 無職では貯金の減りが早い
- 転職で不利になることもある
無職というレッテルに焦りを感じる
無職になった人の多くが感じるのが『焦り』です。
働いていない事に対する焦燥感や転職に対する不安など理由は様々ですが、多くの人が焦りを感じています。日本では無職やニートなど働いていない人に対する評価が厳しく、働いていないというレッテルを付けられるのも焦りに繋がります。
しかし、転職において焦りは禁物です。
精神的な余裕がなくなると、物事をゆっくり考えたり正しい判断ができなってしまいます。焦りを感じなくて済むように退職しても転職活動は続けましょう。
無職では貯金の減りが早い
無職になると、家にいる時間が長くなったり自由な時間が増えることで浪費が進む傾向にあります。退職を実現した自分へのご褒美にお金を使ったり、何もせずにゆっくり過ごす期間を設けるなどがよくあるパターンです。
様々なことにお金が必要になる一方、収入がなくなるため貯金の減りが早くなります。多少の余裕があるつもりでいたら、いつの間にか生活がギリギリになっていることも珍しくありません。
お金が無くなると焦りや不安も生まれるので、貯金のあるうちに転職活動を始めましょう。
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転職で不利になることもある
無職でいる期間が長引くと『働く意欲がない』『何かしらの問題がある』と判断され、転職で不利になることがあります。
転職時の面接では、ほとんどの場合で退職後の働いていない期間に何をしていたのか質問され、ここでしっかりとした回答ができないと採用が難しくなってしまいます。
数か月の空白期間であれば転職活動を理由にできますが、無職を半年~数年続けていたことになると、資格取得や職業訓練を受けていた等の納得できる理由が必要です。
空白期間が無駄に長くならないように転職活動を進めましょう。
転職失敗で無職になっても焦る必要はない
早く転職先を見つけないといけないから大変だよ。
一日でも早く内定を貰いたい!
仕事探しに力を入れるのは良いことだが、焦る必要はない。
大切なポイントを確認しよう。
ここまでで、無職になった方が直面する問題を紹介しました。
無職になると様々なリスクが付きまといますが、転職に失敗しても焦らないことが大切です。
働かないことで不安を抱いたり、自分が駄目なのかと考える人もいますが、転職に失敗して無職になるというのは珍しい話ではありません。
大切なのは、無職でいる期間を無駄に長引かせないことです。
無職でいる期間が長くなればなるほどに世間の評価は厳しくなり、転職にも不利に働きます。また、中には正社員を目指していたにも関わらず「働けるならパートやアルバイトでも良いか」と妥協してしてしまう方もいます。
しかし、無職期間を短くすることだけを考えて、焦って転職活動を行うと希望の会社に入れず再び転職を考えることになりかねません。
まずは、転職を実行に移せた自分を評価し、無職の期間が長引かないように正しい知識の習得と無理のない計画作りを始めましょう。
計画を練るところから再挑戦してみるよ!
転職に失敗する主な理由と対処法
僕が失敗している理由は何だろう。
具体的な理由が分かれば対処法も考えやすいんだけどな。
転職に失敗する人にはいくつかの共通するパターンがあるぞ。
それに該当していないかチェックしてみよう!
転職失敗で無職になってしまったのであれば、そこには不採用になった明確な理由があるはずです。焦って次の求人を探す前に、何が不足していたのか振り返ってみてください。
よくある失敗理由は以下の3つです。
- キャリアビジョンが不明確
- 自己PRがうまくできていない
- 退職理由をうまく説明できていない
キャリアビジョンが不明確
『これからどんな仕事をしていきたいか』『その会社に入社してから何をしたいか』のキャリアビジョンがしっかりしていないと、不採用になりやすいです。
無職期間が長引く人ほど焦りの気持ちが強く「正社員採用ならどこでも良い」「持ち駒を増やしたい」といった考えになりますが、一社一社でのキャリアビジョンが曖昧ではどこの会社も内定を出しません。
会社側は、キャリア育成のために『長く働ける人材』を探しているため、入社○年後のイメージを聞かれた際に明確な回答を用意していないと、志望度が低かったり長期的に働く意思がないと見なされてしまいます。
一度気持ちをリセットして、『自分は何がしたいのか』『その会社で5年後、10年後にどうなっていたいのか』を考えてみてください。
5年後...。
社長かな。
根本から見直す必要があるな。
キャリアビジョンは目標とは異なるぞ。無理な目標は挫折に繋がる。
自己PRがうまくできていない
書類選考や面接時では、自己PRが必須となります。この自己PRで何をアピールするべきか理解していないと採用はされません。
そもそも、採用に際して企業が最も欲しがっているのは、『スキルを有しており即戦力となる人材』です。人間性に大きな問題がない限りは、即戦力となる人材が採用されます。
面接で不採用となった方は、即戦力のアピールができていたか振り返ってみてください。
即戦力を売り出すためには『これまでやってきた仕事』と『培ってきた経験』『その経験を会社でどのように活かすか』がポイントです。
転職は新卒採用とは異なるため、やる気や挑戦意欲での自己PRは避けましょう。
転職で役立つ履歴書の書き方はこちら
退職理由をうまく説明できていない
退職理由がうまく説明できていないために、企業の採用担当者に納得してもらえず不採用となるケースもあります。
例えば、会社でのパワハラや体調不良を理由に退職した場合、その理由をしっかりと伝えなければなりません。
詳細を伝えず『仕事を続けるのが辛くなった』等の曖昧な表現にしてしまうと、採用担当者や面接官からは「根性がない」「すぐに辞めるだろう」と思われてしまいます。
「うちの会社では長くやってくれるだろう」と思ってもらうためには、前職を辞めた理由をはっきり説明して長く働く意思を伝える必要があります。大げさになったり長々と話すのも印象が悪いので面接練習を繰り返し行いましょう。
転職で失敗する人の多くは、キャリアビジョンがはっきりしていなかったり面接で魅力を伝えきれていないんだ。
転職先を見つける方法
失敗するポイントは押さえたよ。
早速仕事を探そう!
仕事探しの方法はいくつかあるな。
自分に合った方法をいくつか選んで実行してみると良いだろう。
転職に失敗して無職になったのであれば、転職先を見つけて入社するしかありません。ここからは、転職先を探す方法を紹介します。
- ハローワークに通う
- 転職エージェントサービスを利用する
- 職業訓練を受ける
- 無職期間で資格を取得する
ハローワークに通う
仕事を探すメジャーな方法にハローワークの利用があります。
ハローワークは、求職者に職業の紹介、案内を行う国営機関です。失業保険の給付手続きができるだけでなく、利用者の仕事探しをサポートするため求人紹介からマッチング度のテスト、面接対策、就活支援セミナー、職業訓練の紹介などあらゆる事業を行っています。
これまでの経験やスキル、希望の職種、希望する雇用条件を基におすすめの求人を提案してもらうことができます。また、セミナーや面接対策を受けることで選考過程で抱える悩みや不安を解消することもできます。
ハローワークが紹介を書くことで面接に進みますが、企業によっては日程調整が対応が遅いこともあるので焦りを感じるかもしれません。転職失敗で無職になったら早めにハローワークを利用しましょう。
転職エージェントサービスを利用する
無職かどうかに関わらず転職で焦ったら転職エージェントサービスを利用するのがおすすめです。
転職エージェントサービスでは、担当のキャリアアドバイザーあたカウンセリングから求人の紹介、日程調整、選考書類のチェック、面接対策を受けることができます。
一度転職で失敗して無職になっているのであれば、同じ失敗を繰り返さないためにもプロの意見を参考に自己PRの方法を考えると良いでしょう。
無料で相談できるサービスも多く登場しているので、気になる方はサイトをチェックしてみてください。
おすすめの転職エージェントサービスはこちら
職業訓練を受ける
新しい業種に挑戦したい方や空白期間が長引いている方には、職業訓練がおすすめです。
製造や事務、パソコンの他にも、WEB制作やプログラミング、不動産についても学ぶことができます。
就職に際して必要な知識や技術が習得できるため、転職でも有利に働きます。また、無職期間が長い方は、空白期間について質問された際に職業訓練を受けていた旨を伝えることで悪い評価を回避することができます。
職業訓練校は、開催時間を調整すればアルバイトやパートの仕事をしながら通えます。働いていないことに強い不安や焦りを感じる方は職業訓練を受けてから正社員採用に応募すると良いでしょう。
職業訓練は、職業訓練校のホームページやハローワークから応募することができます。
無職期間で資格を取得する
無職期間は、会社に勤めていた頃に比べて自由に使える時間が圧倒的に多くなります。
この時間を使って転職に役立つ資格を取得することで、面接でのアピールになったり退職後の空白期間について質問された際の正当な答えを用意することができます。
転職で役立つ資格には様々なものがありますが、長期的な学習が必要になるものはおすすめできません。
簿記やFP、マイクロソフトオフィススペシャリストなど所得しやすく実用性の高いものから手を付けましょう。焦って2級、1級から手を付けるのではなく3級からでも着実に習得していきましょう。
資格やスキルを取得したら企業への直接応募がおすすめです。
無職になっても焦らない方法
無職になってから焦りがすごくて心にゆとりがないんだ。
どうすれば良いか教えてよ。
焦って就活を行うと後悔することになるかもしれない。
リラックスできる方法をいくつか提案しよう!
次に転職失敗で無職になった方のために、無職になっても焦らない方法を紹介します。働いていないことに焦って誤った判断をしないように以下の2つを参考になさってください。
- 転職活動は引き続き行う
- 定期的にリフレッシュする
転職活動は引き続き行う
転職失敗で無職になった時の焦り対策の1つが、転職活動の継続です。
転職に失敗して無職になったとしても、働く意思があれば転職活動は引き続き行いましょう。
転職活動を辞めてしまうと、焦りが生まれるだけでなく空白期間も長くなってしまいます。また、良い求人が出た際に見逃す可能性もあるため、メリットがありません。
急いで求人を探す必要はありませんが、定期的に募集をチェックしたり、ハローワークに通いましょう。複数の転職エージェントサービスに申し込むのも効果的です。
定期的にリフレッシュする
転職失敗で無職になった時の焦り対策2つ目つが、定期的なリフレッシュです。
多くの人は無職になると精神的な余裕がなくなり、焦ってしまいます。例え、転職中の身であったとしても働いていないことに罪悪感を感じるかもしれません。
しかし、焦りや不安に駆られて満足できない求人に応募してしまうと、再び転職することになるかもしれません。
無職期間中には、趣味に時間を費やしたり好きな物を食べるなどして定期的に気分をリフレッシュさせましょう。
転職で無職になっても問題はない
気分を一新して転職活動を再開してみるよ。
明日からね...。
行動を先延ばしにするなと説明したばかりだろ。
今日から頑張れ。
このページでは、転職失敗で無職になった場合に直面する問題や転職失敗の主な理由、無職になっても焦らない方法を紹介しました。
転職で失敗して無職になっても焦りは禁物です。自分の市場価値を分析して明確なキャリアビジョンと共に行動すれば結果はついて来ます。また、無職期間がある方は『何もしていない空白期間を延ばさないようにすること』を意識して早めに動きだしましょう。
もし、転職活動が思うように進まない場合には、非公開求人を豊富に取り扱っている転職サイトを利用しましょう。
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