転職希望の会社から健康診断書を提出するよう求められたんだ。
でも、発行の仕方もよく分からないし、万が一にでも間に合わないなんてことがあったら大変だよ。
健康診断書は必ず必要になってくるぞ。
今回は、健康診断書の発行方法や提出のタイミングについて解説しよう。
転職では、最終面接や内定を貰った段階で健康診断書の提出を求められます。
健康診断書は、入社にあたって必ず求められる書類のひとつですが、その使用期限や発行期間について把握していない方も少なくありません。また、提出が間に合わないために不安になってしまう方もいるので、必要な知識を蓄えておきましょう。
当記事では、健康診断書の発行方法や費用、所要期間、提出期限に間に合わない場合の対象法を紹介しています。
本当に使える転職サイトはリクナビNEXT
転職・就職では健康診断書の提出義務がある
企業に入社する際には、労働安全衛生規則の規定に従い、健康診断書の提出を求められます。
健康診断書には、身長・体重から血圧、胸部エックス線、血糖検査など定められた計11項目が記載されています。
この診断書を提出することで、企業は応募者の健康状態を把握することができます。一方、労働者は自身の健康状態について会社や周囲からの理解を得たうえで働くことができるため、お互いにメリットがあります。
健康診断書の有効期限は検査から3ヶ月間
健康診断書には、診断を受けてから3ヶ月案の有効期限があります。
そのため、前職で健康診断を受診している方は、受診から3ヶ月以内の転職であれば以前の健康診断書を提出することができます。
会社によっては『半年以内』など、3か月を超える規定を設けていることもありますが、法律で定められた3か月の期間を優先すると良いでしょう。
健康診断書は採用に影響するか
健康面で不安を抱えている方の中には「健康診断書の結果が評価に影響するのではないか?」と考えている人もいるでしょう。
しかし、労働安全衛生規則に健康診断書の内容を選考に反映させる記載はなく、診断結果を評価項目に加えている企業もほとんどありません。
ただし、告知すべき既往歴について故意に隠すことは虚偽申告や経歴詐称に該当します。信用を失ったり、場合によっては解雇や採用を取り消されることもあるので、履歴書や面接では伝えましょう。
経歴詐称で損害賠償に繋がるケースもあります
健康診断書の発行方法や費用、発行期間など
ところで、健康診断書はどうやって発行すればよいのかな?
転職先で健康診断を受けられることもあるって聞いたことがあるよ。
そうだな、基本的に提出を求められてから指定の方法、もしくは病院で受けることができるぞ。
転職時に健康診断書の提出が求められた場合、会社からの指示を受けてから健康診断を受診します。
診断は全国の病院やクリニックで受けることができ、費用は5,000円~7,000円になります。1時間前後の検査で、全11項目を調べることができます。
各項目については厚生労働省が公開している『健康診断を実施しましょう』でご確認ください。
健康診断の結果が出るまでには、診断を受けてから2週間前後の期間が必要となります。
病院で受信する場合には、診断書の受け取りや郵送にかかる時間を考慮して早めの受診(または予約)を心がけましょう。
健康診断書が提出期限に間に合わない時は
せっかく発行した診断書を紛失してしまったんだ。
書類が用意できない時にはどうすれば良いのかな?
提出書類が期限に間に合わないことは少なくない。
健康診断書が遅れても選考で不利になることはないから、慌てず落ち着いて対処しよう。
健康診断書の発行が遅れたり紛失してしまい、指定された期限に間に合わない時には可能な限り早く会社に連絡して提出できるタイミングを伝えます。
診断書は2,000円ほどで再発行が可能なので、受診した病院やクリニックに問い合わせましょう。
健康診断書を選考書類に含めている会社は少ないため、期限に間に合わなかったとしても選考で不利になる事は少ないです。
健康診断書は転職先企業からの案内に従えば問題なし
このページでは、転職活動を行う際の健康診断書の提出について、診断書の必要性から準備の仕方、期限に間に合わない時の対処法を解説しました。
健康診断書の提出は法律によって定められているので、転職先の企業からの指示に従って発行しましょう。診断書には健康診断の受診から3か月間の有効期限があり、その期限内であれば前職で受けたものを提出しても問題ありません。
また、万が一にでも提出期限に間に合わない時には、会社に対して速やかに遅れる旨の連絡をして提出できる日にちを伝えましょう。
健康診断書の内容や提出の遅れが結果に影響することはほとんどありません。提出を求められた際には余裕を持って発行し、紛失や遅れがあった際にも落ち着いて対処しましょう。
退職手続き、引継ぎ作業をスムーズに進める方法はこちら
コメント