退職交渉のタイミングで迷っているから相談に乗って欲しいんだ。
僕はボーナスを貰ってから辞めたいんだけど、周りからはすぐ辞めることを勧められるんだ。
ボーナスを貰うべきか、諦めるべきかで悩む人は多いな。
せっかく働いているんだから、まとまった額を受け取りたい気持ちも分かるぞ。
転職をする際に「ボーナスを受け取ってから転職すべきか」「転職を優先して諦めるべきか」で悩んでいる方もいることでしょう。
一般に企業が6月と12月にボーナスを出すのに対して、転職開始のシーズンが2~3月、8~9月と数か月間のズレがあります。
転職時期を遅らせてボーナスを受け取るべきか、諦めて離職するのとではどちらが良いのでしょうか?
このページでは、転職時にボーナスを貰うべきケース、諦めるべきケース、貰う場合に減額されにくい方法を紹介しています。
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転職時期とボーナス支給はタイミングが異なる
多くの社会人が春、もしくは秋から入社できるよう、2~3月や8~9月頃に転職活動を始めます。企業が採用活動に力を入れることもあり、転職のしやすいシーズンとなるのです。
一方、企業のボーナス支給は6~7月と12月であることが多く、転職シーズンより後になっています。
転職活動に最適な時期とボーナスの支給タイミングにズレがあるために多くの正社員がボーナスを貰ってから辞めるべきか、諦めるべきかで悩むのです。
ボーナスを貰えば退職に有利なタイミングを逃すことになりますが、金銭的には余裕ができます。反対にボーナスを諦めれば求人数の多いタイミングで転職先を探すことができます。
ボーナスの算定期間と支給規定
ボーナスの評価期間や給付日は、会社の賞与規定により定められています。
多くの会社が年2回のボーナスを定めていますが、この場合では夏のボーナスは10~3月、冬のボーナスでは4~9月の業績・評価を基に給付されます。
また、多くの会社でボーナスの支給対象を『給付日に在籍している社員』と定めているので、給付前に離職するとボーナスを受け取れなくなってしまいます。
ボーナスで損をしないための転職方法
会社によっては、退職の意志を伝えることでボーナスが減額されるケースがあるぞ。
貰える金額が減らないように退職交渉の時期は調整しよう。
減額されたら「早く辞めれば良かった」と後悔しそうだね。
ボーナスを受け取ってから転職する方に向けて、ボーナスの減額を防ぐための5つの方法を紹介します。
- 会社の賞与規定を確認する
- 評価期間にしっかり働く
- 退職交渉はボーナス支給日の後に行う
会社の賞与規定を確認する
ボーナスを貰ってから退職する場合には、現職の賞与規定を確認しましょう。
賞与の査定期間や支給日は会社ごとに異なるため、自社の規定を見て転職スケジュールを立てることが大切です。
ボーナス支給日に在籍している必要があるのか、算定期間に退職した場合には算定額の月割・日割の額が貰えるのか把握しておきましょう。
評価・算定期間にしっかり働く
ボーナスの評価期間に可能な限り出社して働くことで、減額を免れることができます。
人によっては「有休を消化しながら転職活動を進めたい」と考えるかもしれません。しかし、会社を辞めるからといって有休を申請しすぎたり定時に帰り続けると会社によってはボーナスが減額される可能性があります。
ボーナスを満額受け取ってから退職したい方は、転職活動を始めたとしても普段通りの通勤回数を維持して算定に影響しないよう注意しましょう。
退職交渉はボーナス支給日の後に行う
ボーナスの減額を免れるためには、退職交渉をボーナス支給日の後に行うのがおすすめです。
企業によっては、退職予定者に対してボーナスを減額したり支給を行わないことがあります。
しかし、ボーナス支給の有無や額面は企業側に決定権があり、それらを取り締まる法律がないのです。そのため、特に中小企業では退職予定者に対してボーナスが満額給付されないことがあります。
この減額を避けるためには、退職交渉をボーナスを受給した後に行うのが効果的です。退職日の1~2か月前から退職交渉が始められるよう選考日程や入社日を調整し、退職交渉前にボーナスを受け取りましょう。
ボーナスの貰い逃げと言われない転職スケジュール
ボーナスを諦めるのは嫌だけど、貰ってすぐに辞めたら貰い逃げと言われないかな?
賞与の支給後すぐに退職交渉を始めると非難されるかもしれないな。
退職交渉とボーナスについて、スケジュールを確認しよう。
「ボーナスを貰ってから転職したい」と考える人は多いですが、受給後すぐに退職すると『貰い逃げ』と見なされることもあります。
貰い逃げとされないためには、ボーナス支給日から1~2週間ほど間隔を開けてから退職交渉に臨むと良いでしょう。
ここからは夏と冬のそれぞれについてボーナスを受け取るための転職スケジュールを紹介します。
夏のボーナスを受け取る転職スケジュール
6月末から7月にかけてボーナスが支給される場合の転職スケジュールは、以下の通りです。
選考応募から内定までには2~3か月の期間が必要となるため、退職交渉を始めるタイミング(賞与支給日の1~2週間以降)から逆算して企業探しを行いましょう。
冬のボーナスを受け取る転職スケジュール
12月にボーナスが支給される場合の転職スケジュールは、以下の通りです。
12月のボーナスを受け取ってから転職する場合、9月頃から転職準備を始めることになります。8~9月は10月の入社に向けて採用活動が活発化する時期でもあり、求人掲載が多くなります。
倍率が高くなるので余裕を持って多めにエントリーしておくと安心です。
転職を早めると転職先でボーナスを受け取れることも
これでボーナスを満額で貰えるよ!
ボーナスを貰わないなんて、もったいないよね。
そうとも限らないぞ、早く転職すれば次の会社でボーナスを貰える可能性がある。
満額とはいかずとも、入社が早ければ額が増える。
ここまでで、ボーナスを貰う際のポイントについて解説して来ましたが、転職に対して強い意欲を持っている方であれば、現職でのボーナスは諦めて転職に専念すべきです。
入社時期によっては、転職先の会社でボーナスを受給できることがあります。
満額の受給は難しいですが、日割・月割の額を貰えたり規定に基づいた一定額が給付されることがあるので、現職のボーナスに執着しない方は転職を優先してスケジュールを組んでも良いでしょう。
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気になる企業については、入社後にボーナスを貰えるか問い合わせてみると良いでしょう。
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転職のボーナスについてまとめ
このページでは、転職前のボーナス受給を考えている方に向けてボーナスの減額を防ぐ方法や貰い逃げにならない転職スケジュール、おすすめの転職サイトを紹介しました。
ボーナスの算定期間や査定方法、支給日は会社によって異なるため、賞与規定を確認して転職スケジュールを組むことが大切です。また、貰い逃げと言われないためにもボーナス支給日から間隔を開けて退職交渉を行いましょう。
転職時期によっては転職先企業でボーナスを受給できることもあります。
優良企業は採用枠が埋まるのが早いので、気になる求人を見つけた際には応募を優先して現職でのボーナスを諦めるのも有効な手段です。
転職先、日程が決まったら有給の過ごし方を考えましょう。
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