今の会社は先週入社したばかりなんだけど、もう辞めたいんだ。
すぐ辞める場合にも履歴書には書かないといけないのかな?
履歴書に記載するかどうかは働いていた期間にもよるな。
今回は会社をすぐに辞めるケースについて解説していこう。
転職をした人の中には「会社の雰囲気が合わない」「もともと長く働く予定がなかった」などの理由ですぐに辞める人がいます。
短期間で辞めた会社について履歴書に記載すると、面接時に尋ねられたり場合によっては減点されるかもしれません。
このページでは、すぐに辞めた会社について履歴書に記載する必要があるのか紹介します。
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仕事をすぐ辞めるのは印象が良くない
転職をするのが当たり前の時代になりましたが、年齢層の高い労働者の中には転職に対して良くないイメージを持っている人もいます。
そのため、会社をすぐ辞めることは社会的にはあまり良い印象を持たれません。
書類選考や面接でも「採用してもすぐ辞めるかもしれない」「人間性に問題があるのかも」と厳しい評価を受けやすいです。
会社や担当する採用担当者によっては転職に理解があり、説明次第では納得してもらえることもありますが、減点される可能性を少しでも減らすには履歴書に記載するべきではありません。
すぐに辞める人について採用担当者はどう感じるか
僕も転職したいと言った時に根性がないと怒られたことがあるよ。
転職に対する世間の目は厳しいのかな。
そうだな、会社を辞めることを悪くいう人は多い。
実際に採用担当者が、会社をすぐ辞める人についてどのように感じているか紹介しよう。
すぐに辞める人について、企業の採用担当を務めている3名から頂いたコメントを紹介します。
- 転職が当たり前になってはいますが、人事や役員からのウケはよくありませんね。やはり、忍耐力がないとどの仕事も割り当てて貰えないですから。(30代・製造業・採用担当歴7年)
- 私としては、短期離職自体が悪いとは思いません。ただし、最終決定権を持つ人がどのように感じるかという部分で採用不採用は変わる感じです。(20代・サービス業・採用担当歴4年)
- あえて短い就業期間を書くくらいなら、いっそ書かない方が良いと思います。書くメリットがありません。(30代・業界無回答・採用担当歴15年)
すぐに辞めた会社について履歴書には記載するべき?
ところですぐに辞めた会社については履歴書に書くべきなのかな?
応募者次第だな。
書きたくないなら省略することもできるんだが、正社員の期間については書いておいた方が良い。
勤務した会社について履歴書に記載するかどうかは、応募者自身で決めることができます。ただし、正社員として働いていた期間については全て記載するのがベターです。
例えば、アルバイトやパートとして働いていたのであればその期間について記載しないこともできます。一方、正社員として働いていたのであれば、例えすぐに辞めたとしても履歴書には記載しておくべきです。
ただし、選考で提出する書類や面接で嘘をついてはいけません。
選考で伝えた情報に虚偽が発覚すると、内定を取り消されたり解雇される可能性があります。
後のトラブルを避けるためにも履歴書に虚偽の記載をすることは避けましょう。
正社員の期間を省略しない理由
正社員として採用されていた期間について、履歴書で省略してしまうと職業詐称に繋がります。
例え、虚偽の情報を提出していなかったとしても職歴を偽っていたとなると、その人の信用やイメージはダウンします。
もし、正社員採用された会社をすぐに辞めるのであれば使用期間中に転職しましょう。使用期間中であれば、履歴書に記載しないこともできます。
履歴書の書き方についてはこちら
履歴書に記載しないデメリットも
僕も使用期間中だからすぐに辞めて、履歴書には書かないようにするよ!
そういう手もあるが、履歴書に書かないことで不利益を被ることがあるぞ。
すぐに辞めた会社については、応募者の意志で履歴書に記載しないことも可能であると紹介しました。
しかし、記載しないことで転職のデメリットとなることもあります。
- 空白期間が長引く
- 面接で質問されたらバレる
空白期間が長引く
すぐに辞めた会社について履歴書に書かないと、空白期間が長引くことになります。
例えば、4ヶ月間の転職活動の末に入社した会社を2か月で辞めた場合に働いていたことを伝えていないと、6か月以上の空白期間があることになります。
通常、転職は2~4ヶ月もあれば新しい会社に入社できます。長期に渡る空白期間があると「働く意思がない」「計画性がない」と判断され、採用に不利になることがあります。
会社をすぐに辞めた方でも、説明できる明確な理由があれば記載しておいた方が良いです。
ブランクありで転職する方はこちら
面接で質問されたらバレる
過去に勤務した会社について履歴書に記載しないことはできますが、面接で尋ねられた際に嘘をつくのはタブーです。空白期間について尋ねられた際には、働いていたことを伝えなければなりません。
上でも紹介した通り、選考で虚偽の情報を伝えていたことがバレると内定を取り消されたり解雇される可能性があります。
短期離職をひとつ伝えない程度であれば、内定取り消しや解雇されることはありません。しかし、後に嘘をついていたことがバレれば、信用を失うかもしれません。
もし、空白期間について聞かれた際には「○○業についていましたが、○週間で退職したため記載しませんでした」と正直に伝えましょう。
会社をすぐに辞めるデメリット
これで心配もなくなった!
今すぐ会社を辞めよう。
会社をすぐに辞めることには様々なデメリットがあるぞ。これから紹介する2つのポイントを覚えておけ。
会社をすぐに辞めることには、選考以外でも以下のデメリットがあります。
- 失業保険が貰えない
- 社会保険未加入期間が長くなる
失業保険が貰えない
会社をすぐに辞めると、失業保険を受給できないことがあります。
失業手当(失業保険)とは、会社で一定期間働いていた人が退職した際に受けることができる保険金です。
ハローワークに必要書類を提出して求職申し込みを行います。その後、失業認定を受ける流れになるのですが、就業期間が基準を満たしていないと認定を受けることができません。
無収入期間が長引いてしまうので、十分な貯金をしておく必要があります。
社会保険未加入期間が長くなる
会社をすぐに辞めると、社会保険に加入している期間が短くなるため不利益を被ることがあります。
会社によっては、使用期間の終了までは社会保険に加入できないことがあります。特に、中小企業や個人経営の会社、ベンチャー企業などは社会保険が充実していないことがありです。
社会保険に加入している期間が短くなると、将来の年金の受給額が減り本人の負担となります。
辞めたい会社はすぐに辞めるのがおすすめ
なるほど、会社をすぐ辞めると保険の問題が付きまとうのか。
転職するか迷っちゃうな~。
デメリットもあるが、短期離職を考えているからすぐにでも辞めるべきだ。
入社した会社をすぐに辞めたい方は、できるだけ早く転職を始めるのがおすすめです。
失業保険や社会保険が適用される前に退職するのであれば、履歴書上の空白期間が短いうちに転職した方が採用の可能性が高まります。
仮にブランク期間について聞かれても、使用期間中に退職していれば「使用期間中に辞めたので記載しませんでした」と説明できます。
一方、使用期間が終了した中途半端なタイミングで転職すると、空白期間が長いことから質問をされるかもしれません。そうなれば、履歴書に書かなくても面接で答えることになるので減点されるかもしれません。
もし、被保険者となって就労していた証拠が残っているのであれば「職場環境の改善に努めましたが周囲の協力が得られず、実現できませんでした」など、転職した理由と共に、問題解決のために自分がどんな努力をしたか伝えましょう。
退職をする際には、退職日の2週間前に申し出ます。1~2か月前に申し出るのが理想とはされていますが、2週間前に伝えれば退職できます。
転職のしつこい引き止め対策はこちら
長く働ける会社を見つけるには?
参考にはなったけど、できれば始めから自分に合った会社で働きたいね。
どうすれば良いんだろう?
そうだな、まずは知識を広めることだ。
自分の力だけでは限界があるから転職エージェントに依頼しよう。
このページでは、転職時にすぐに辞めた会社について履歴書に記載すべきか紹介しました。短期離職の会社を履歴書に記載するかどうかは応募者次第で、書かない判断も可能です。
ただ、理想を言えば「始めから長く働ける会社に転職したい」ですねよ。
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