転職活動をしているんだけど、既に50社落ちた後で諦めかけているんだ。
応募しても書類選考や1次面接で落ちることが多くてモチベーションも維持できないよ。
もしかして僕がカエルだからかな?
怠惰なカエルだからだろう。
だが、経験やスキル不足、年齢、その他の理由によって転職が難しい人も沢山いるな。
今回は50社落ちた後で転職を実現させた方の実際の体験を基に転職のポイントを紹介しよう。
転職活動をしている方の中には、すぐに内定を貰って働き始める方もいれば、選考に落ち続けることを何年も繰り返している方もいます。
会社や労働者の多様化と共に未経験者、高年齢の方を積極的に採用している会社は増えていますが、それでも転職できずにいる方はほとんど減っていません。
では、これまで50社落ちたような方が転職することはできないのでしょうか?
このページでは、転職に失敗する人の傾向と転職成功のためのポイント、不利な条件でも内定を貰う方法を紹介します。実際に『少なくとも50社落ちた』という経験を持つ方2名の声を基に作成されているため、頼性のある内容になっています。
40代・男性・Kさん
職業:建設業
経歴:大学院を卒業
→不動産会社、保険会社にて営業職を経験
→いくつかの職を転々とする
→飲食業にて店長となる
→40代でうつ病を患い退職
→療養期間を経て転職活動を始める
年齢的に厳しいですし、うつ病という既往歴があれば転職なんてできないと思っていました。
通院しながら転職先を探したのですが、もちろん完治するまでは選考落ち。精神的な負担が大きいため一度は諦めました。
その後、担当医から働けるとの通達を貰ったので年齢の高そうな企業に応募していました。
40代・女性・Wさん
職業:食品製造、品質管理部門
経歴:数々の会社を経験
→妊娠・出産を理由に30代後半で退職
→パート勤務
→正社員採用の仕事を探す
40代中盤までパートとして働いていたのですが、子供にお金がかかることや家計が不安定なことを理由に正社員として働く決意をしました。
子供が障害を持っているので通院や急に迎えに行く場合があると話したところ、希望する会社はもちろん、その他の会社にも採用されることなく2年が経ちました。
- 転職で50社落ちた方について
- 転職失敗のよくあるパターン
- 採用されるためのポイント
- 実際に50社落ちた方々の経験談
転職の始め方、進め方はこちら
転職で50社落ちた方は少なからずいる
転職活動が失敗続きになると「この年齢で働くのは難しいのかもしれない」「選考において不利な点があるから仕方ない」と諦めがちになってしまいます。
確かに、転職において「10~20社落ちた」という話は耳にしますが「50社落ちた」という話はあまり聞くことがありません。雇用の間口を広げている会社が増えていることもあり、大抵の場合は数か月から1年ほどで働き口が見つかるはずです。
しかし、実際には転職に不利な条件を持っている方はかなり多く、50社落ちたという方も少なからず存在しているのです。中には「100社落ちた」「200社受けて内定なし」という方もいて、不利な条件で転職する難しさを伺い知ることができます。
例えば、以下のような条件に当てはまると転職に不利になることがあります。
- 既往歴がある
- 年齢的に厳しい
- 経験、スキルがない
- 家庭の事情がある
上記の情報に対して企業の採用担当者が「会社の利益にならない」「仕事に支障をきたす」と判断した場合には、どの会社も採用を見送ることでしょう。
お二人が転職で不利になったと思うことは何ですか?
年齢とスキル不足、既往歴です。
年齢だけでも業界が限られるのに、うつ病が完治していないことが追い打ちをかけていました。
年齢的にも厳しかったですが家庭の事情が大きかったです。
パートを続けていた理由も急な用に対応できるためでしたので、正社員として働くのは到底難しいと分かっていました。
転職失敗を繰り返す人に共通する特徴
選考に不利な条件があっても採用されている人はたくさんいるよね。
どうして50社落ちたなんてことがあるんだろう?
選考落ちする理由は様々だが共通する特徴をいくつか挙げることはできるぞ。
ここからは転職失敗を繰り返す人に共通する特徴を紹介しよう。
転職において不利な条件があったとしても採用されている方は多くいます。しかし、その一方で一向に内定を貰えずに諦めてしまう方もいます。
では、内定を貰えない人にはどういった失敗があるのでしょうか。ここからは転職失敗を繰り返す人に共通する特徴をいくつか紹介します。
- 異なる業界に転職している
- 不利なポイントをカバーできていない
- ひとりで転職を進めている
異なる業界に転職している
年齢やスキル、経験不足など転職において不利な要素がある場合には、未経験の業界に挑戦するのは難しくなります。
会社側が求めている人材の条件として『即戦力として活躍できる』『会社の利益に貢献できる』『会社の雰囲気に合っている』があるため、必然的に若い世代や経験者が採用されます。
特に若い世代であれば、入社時に未経験であったとしても長期に渡ってキャリアを築くことができるため、経験に関わらず採用されることもあります。
しかし、年齢にハンデを持っていると活躍できる時間が短いうえに、会社側も年上の相手に仕事を教えるという少々やりづらい状況に陥るため採用が難しくなります。
未経験で年齢的にも厳しそうであれば未経験の業界は避けて応募しましょう。
不利なポイントをカバーできていない
転職するにあたって不利な条件をカバーできないと他の応募者に負けてしまうことがあります。
生活に関わる条件を補うのは簡単ではありませんが、可能な項目については仕事に支障をきたさない事、他に活躍の場があることをアピールしましょう。
一例としては以下のようなものがあります。
- 既往歴があれば医師の診断書を提出して働けることを伝える
- 年齢にハンデがあれば休日出勤や夜勤が可能であることを伝える
- スキル不足については他の強みで貢献できることを伝える
自信の欠点のみを伝えてしまうと、マイナスの印象のみを残すことになるのでプラスの情報を多く入れるようにしましょう。
お二人は自身のハンデについてどのように伝えていましたか?
医師の診断証明書は提出しました。
通院が必要な事もあったのですが、業務に支障が出ないことを伝えることで採用されました。
年齢についてはどうしようもなかったです。
働くうえで伝えておくべきことを正直に話しただけでした。
仕事を探すうえで夜勤や休日出勤は極力避けていたのですが、その辺りを妥協していればもっと早くに見つかったと思います。
ひとりで転職を進めている
転職先の企業が見つからず諦めてしまう方の中には、ハローワークやエージェントサービスを利用することにハードルを感じてしまい、ひとりで転職活動を行っている人が多くいます。
相談するのは手間になりますが、客観的な評価を省くことで自身の市場価値を見誤ったり選考対策が不完全になることがあります。
企業の採用担当者は第三者として客観的な目線で応募者を評価しているため、対策の段階から第三者の意見を取り入れるべきなのです。
また、アドバイスを求める際に家族や友人を頼る人もいますが、できる限り知識ある第三者に相談しましょう。
相談する相手のNG例、理想の相手についてはこちら
転職を成功させるためのポイント
50社落ちるなんて本当にあるのか疑問だったけど、企業からの需要を知ると納得できたよ。
転職を成功させるためには何が必要になるのかな?
それなら次は転職を成功させるためポイントを紹介しよう。
転職失敗を繰り返している方にはいくつかの共通する特徴があります。不採用となり続けている状況で活動を続けていても内定を獲得できる可能性は高くありません。
改善できるポイントとしては以下のようなものがあります。
- 市場価値を分析する
- 転職に役立つ勉強をする
- ハローワーク、エージェントサービスを利用する
市場価値を分析する
転職で落ち続けている方は、自信の市場価値を理解しておらず可能性の低い会社に応募している可能性があります。すでに50社落ちたという方は自己分析がしっかり行えていない可能性があるため、自己分析サイトを利用して『どういった部署に求められているの』『どんな職場なら採用されるのか』を割り出すことが大切です。
求人選びでは、何かと自分の希望や関心にばかり注目しがちですが、好条件の募集は多くの応募者が集まり倍率が高くなります。
選考においてハンデとなる事情がある場合には、適切な妥協点を見つけて選択の幅を広げたり応募する会社の系統を見直すことが大切です。
高い年代の社員が多い会社として建設を選んだKさんの判断は非常に的を射ていたんだね!
この年齢で若い社員が沢山いる会社に入ると、私もですが教育をする年下の社員にも気を遣わせることになりますからフレッシュな職場は極力避けたかったわけです。
当然、フレッシュな職場は40代の中途採用に消極的なことが多くては入れそうにありませんでしたが...。
転職に役立つ勉強をする
上記にて、年齢にハンデがあると未経験の業界は難しいと説明しました。ただし、入社後に必要な知識やスキルを有している場合には、会社側も教えることが少なくて済み採用される可能性があります。
勉強の方法としては、空白期間を利用した資格の取得、職業訓練や講座の受講、同業界におけるパート・アルバイトの経験があります。
どういったスキルが求められているのかを把握し、入社までに習得しておくことが大切です。
もし、志望動機を書く際に勉強中の資格、講座があれば『○○の資格を勉強中』『○○を△月に取得予定』『○○の職業訓練を△月に修了見込』と記載しておくだけでもアピールになります。
ハローワーク、エージェントサービスを利用する
年齢やスキル、諸事情で転職に不利な場合にはハローワークや転職エージェントサービスを利用することで採用されやすい企業の案内を受けることができます。
希望の業界、職種でなくなることもありますが、転職サイトを利用してエントリー数を増やすよりも厳選された求人の方が内定を貰える可能性が高くなります。
仕事を探すにあたってハローワークを利用する方は多いですが、ハローワークは多くの方が利用するため競争が激しくなります。また、公開されている案件に限りがあるため応募できる求人がなくなるのも早くなります。
そのため、より確実に仕事を見つけたい方には転職エージェントサービスの利用をおすすめしています。
転職エージェントを利用すれば、求職者として登録しておくだけでその人に最も適した仕事を紹介してくれます。非公開求人や徹底した選考サポートなど、企業ごとに内定率を上げるための工夫が施されているためハローワークに比べて仕事が見つかりやすい特徴があります。
お二人はどのように仕事を見つけたのですか?
私は転職エージェントを利用して現在の仕事に就きました。
当初希望していた勤務地では、既に選考落ちだったり入社が難しいなど良い求人が見つからなかったため、範囲を広げて探していました。
登録すれば必ず仕事が見つかるわけではありませんが、少しでも可能性を高めたい方は登録しておくと良いかもしれません。
私は転職サイトで今の仕事を見つけたのですが、転職エージェントも利用していました。紹介してもらった会社は不採用になりましたが、家庭の事情にも理解があって2次面接まで進むことができました。
ハローワークで見つけた求人のほとんどが書類選考や1次面接で落ちていたので、それに比べれば手応えが良かったと思います。
50社落ちた方の転職まとめ
このページでは「転職活動で50社落ちた」という方に向けて、転職に失敗する理由や内定を貰うためのポイントを紹介しました。
不採用続きの方が内定を獲得するためには、自身の市場価値を見直したうえで知識ある第三者のサポートを受ける必要があります。ハローワークを利用する人も多いですが、転職エージェントを利用する方が成功率が上がります。
転職エージェントで受けられる支援内容は以下の通りです。
- カウンセリング
- 求人案内
- 選考対策(書類選考、面接)
- 日程調整
- フィードバック
- 各種交渉
- 入社後のサポート
上記の他にもセミナーや祝い金など、会社ごとの独自のサービスが提供されることもあります。優良なサイトを見つけることが転職成功のカギとなります。
知名度や手間の部分で面倒に感じる方もいますが、それだけ競争相手が少なくなると考えれば登録しておく価値は十分にあるでしょう。
おすすめの転職エージェントサービスはこちら
最後に転職に悩む皆さんに一言コメントをお願いします。
精神疾患があった私でも転職することができました。
私と同じ状況の方に限った話ですが、しっかり休んで回復してから転職活動を始めないと働き始めるまで時間がかかってしまいます。
ゆっくり確実に進めてください。
50社落ちたという話は聞いたことがありましたが、まさか自分が体験するとは思いませんでした。私は運よく応募した企業で採用されましたが、大切なのはプロに依頼することだと感じました。
内定獲得を応援しています!
ありがとうございました。
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