転職の際に応募した会社がweb面接を実施していたよ。
オンラインで選考を受けるなんて初めてだから服装や髪型、場所について教えてよ。
わかった、今回はweb面接のマナーについて紹介しよう。
エージェントや新卒採用など、今や多くの企業が取り入れているweb面接ですが、服装や髪型の他にも、参加者は面接を受ける場所や通信環境などへの配慮が必要となりした。
では、対面の面接とweb面接では何が違うのでしょうか?web面接を成功させるためにはどういったポイントを押さえておけば良いのでしょうか?
このページでは、web面接について基本的な説明から服装などのマナーを紹介しています。オンラインでの選考を控えている方は参考になさってください。
- web面接についての基本的な説明
- メリット・デメリット
- 受験の仕方、服装や髪型のマナー
- おすすめの受験環境
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web面接(ウェブ面接)とは?
そもそも、web面接とはどういったものなのか確認しておきましょう。
web面接とは、インターネットを利用して開催される面接試験を指します。
GoogleMeet(グーグルミート)やzoom(ズーム)、Skype(スカイプロ)などの電話サービスを利用して行われます。
実施の方法はいくつかありますが、参加者が画面越しに企業の採用担当者と話す形式と自己紹介や自己PR動画をリアルタイムで投稿する形式が主流となっています。
対話形式の面接では、個人面接だけでなく集団面接やグループディスカッションなど、他の応募者と関わる可能性もあります。
web面接と対面面接との大きな違い
web面接でも聞かれることは対面と同じでしょ?
何が違うのか教えてよ。
そうだな、大きく異なるのは面接会場を自分で作らなければならない点だ。
セッティングの仕方で印象が変わってくるぞ。
対面面接との大きな違いは、web面接では参加者側が面接会場のセッティングを行う点です。
対面で実施される面接では、面接会場が設けられているため応募者は会場に足を運ぶだけでよかったのですが、web面接ではそうもいきません。
面接の際に自分の顔や声が相手によく伝わるよう照明の調整、映像や音声のチェック、カメラの位置を変えるなど、環境づくりが必要となってきます。
また、PCやスマホなどの電話サービスを利用するための媒体、問題のない通信環境も用意しておく必要があります。
web面接のメリット
自分でいろいろとやるのは面倒だね。
web面接はあまり良くないのかも...。
そんなことはないぞ。
準備は大変かもしれないが、一度環境を整えれば様々な恩恵を受けることができる。
ここからは、web面接のメリットについて確認していきましょう。
オンライン上で面接を行うことには、以下の3つのようなメリットがあります。
- 遠方に足を運ばなくても良い
- 多くの企業の選考を受けられる
- 緊張感が和らぐ
遠方に足を運ばなくても良い
web面接のメリットの1つ目が、遠方に足を運ばずに済むことです。
対面面接であれば、面接会場となる会社まで行く必要がありました。地方の方が都内で仕事を探す際には、電車や新幹線、飛行機利用することになるため時間だけでなくお金も必要となっていました。
しかし、自宅からでも受けられるweb面接であれば時短と節約に繋がります。
多くの企業の選考を受けられる
上で、web面接が時短につながる事は紹介しましたが、自宅から選考に参加できることで様々な企業に応募できるメリットがあります。
例えば、遠方の会社の面接に参加する場合、対面であれば、前日に移動して現地で宿泊し、当日の面接に参加して帰宅するという二日間の日程が必要でした。
しかし、web面接であれば当日の数時間だけで済みます。残った時間は他の会社の情報を調べたり選考を受けることに使えるのです。
緊張感が和らぐ
web面接のメリットの3つ目として、緊張感が和らぐ点が挙げられます。
個人差はあるものの「対面で話すより画面上の相手と話した方が緊張しない」「会場より自宅の方がリラックスできる」と感じる人は多いようです。
面接本番に緊張でうまく自分をアピールできないという人でも、面接であれば積極的に話せるかもしれません。
web面接のデメリット
メリットがある反面、デメリットとなる部分もあるぞ。
デメリットか~。
パソコンを買うお金がないことかな...?
様々なメリットのあるweb面接ですが、反対にデメリットとなる以下のような特徴があります。
- 環境を整える必要がある
- 思うように会話が弾まないことも多い
環境を整える必要がある
web面接のデメリットとして、面接の環境を整える必要がある点が挙げられます。
上でも紹介した通り、web面接では自分で面接会場セッティングすることになります。
照明やカメラの調整くらいであれば簡単に調整できますが、すぐに対処できない問題があるかもしれません。
例えば、通信環境が悪く会話に支障をきたす場合には通信速度の早いWi-Fiに契約し直すか、通信環境の良い別な部屋を探すことになります。また、使用する機器に問題が発生した時にも、選考の開始時間を遅らせて貰ったり日程を変えることになります。
室内が暗く顔が影になってしまう際には照明を購入したり、会話に雑音が入ってしまう時にはイヤホンを購入したりと費用がかかることもあります。
思うように会話が弾まないことも多い
web面接のデメリット2つ目として、対面でないと思うように会話が弾まないことが挙げられます。
通常、人間は相手の声や仕草など様々な情報を踏まえた上でコミュニケーションを取っています。自分や相手の話すタイミングが自然と分かるのは、言葉以外からの情報があるためです。
ところが、非対面では得られる情報量の少なく、相手が話し出すのを待ってしまったり同じタイミングで話してしまうことが多くあります。
コミニケーションのテンポが悪くなり、会話が弾まないことも珍しくありません。
web面接を受ける環境を作る
僕もさっそくweb面接の準備をしてみるよ!
まずは何から始めれば良いの?
そうだな、まずは場所と必要な物を確認しよう。
ここからは、web面接を受ける方のために環境作りの方法を紹介します。
- web面接を受ける場所
- 面接に必要なもの
web面接を受ける場所
web面接を行う際には、以下の条件が整った部屋を用意しましょう。
- 通信環境が良い
- 雑音が入らず静かである
- 物が散らかっていない
- 顔が影にならない
物が散らかっていたり、顔が影になってしまってもバーチャル背景や明るさの調整を行うことによってカバーすることができます。
しかし、通信環境や雑音については電話サービスの機能では対処することができません。
最低限として、通信環境が良く静かな場所を用意できるようにしておきましょう。
面接に必要なもの
web面接で必要となるものは以下の通りです。
- PCやスマホ(電話サービスを利用する媒体)
- 充電器
- Wi-Fi
- 企業の資料
- 自分の履歴書、EC
- メモ帳
- 筆記用具
- (イヤホン)
企業の資料や履歴書、ECは、面接前の最終確認として使用します。複数の企業の選考受けている方は、履歴書の内容を忘れたり混同することがあるため面接前に確認しておくと安心です。
また、メモ帳や筆記用具は画面外のすぐに取れる場所に置いておきましょう。面接時には、次の選考の予定やフィードバックを伝えられることがあるので、すぐにメモができるように準備しておきます。
web面接のマナー(服装・髪型、参加方法)
次はweb面接のマナーについて紹介していこう。
服装や髪型には注意が必要だ。
これは重要な情報だね。
覚えておこう!
web面接でも対面で実施される面接と同様にマナーが重視されています。選考で減点を受けないためにも以下のポイントに注意しましょう。
- 服装や髪型は対面面接と同じ
- 開始10分前には入室しておく
服装や髪型は対面面接と同じ
web面接を行う際の服装や髪型は、対面面接と変わりません。自宅などリラックスできる環境で参加するからといって、服装や髪型を疎かにしていると良い印象を与えることができません。
- 男女ともに落ち着いた色のスーツ着て、ジャケットを羽織ります。
- シャツのボタンはしっかりと閉めます。
- 男性はネクタイを締め、緩んでいないことを確認します。
- 男性は短髪が理想とされます。髪が長いときには、ワックスで軽くまとめます。
- 女性は髪が顔にかからないようまとめます。
- ヘアピンやヘアゴムを見える位置に付けるのであれば目立つ色は避けます。
- メイクは派手な色を避け、自然な色合いを心がけます。
- カラーコンタクトの使用は控えます。
- ピアスやネックレスなどのアクセサリーは外して参加します。
web面接では、シャツのボタンやアクセサリーが相手にはよく見えないこともあります。ただし、もし服装や髪型の乱れが見えてしまうと「不真面目な態度だ」と減点を受けることがあります。
服装には細心の注意を払いましょう。
開始10分前には入室しておく
web面接に参加する際には、開始の10分前には入室するよう心がけましょう。
面接用のルームが作成済みの場合には、待機ルームで待つことになるので、開始までの時間はカメラやマイクなどの最終確認を行いましょう。
企業によっては、応募者が入室できる状態でマイクやカメラのチェックをしていることがあります。
応募者側の通信環境などを確認するために入室を待っていることがあるので、開始ギリギリに参加すると印象が悪くなります。
web面接で良い印象与えるためのポイント
web面接ではカメラを見て話すって聞いたことがあるよ!
良く知っているな。
相手に良い印象を与えるポイントは他にもあるから紹介しよう!
次に、web面接を行う際に押さえておくことで相手に良い印象を与えることができるポイントを紹介します。
覚えておきたいポイントは以下の3つです。
- カメラを目線の高さに合わせる
- 画面の相手ではなくカメラを見て話す
- 顔が影にならないように光を調整する
カメラを目線の高さに合わせる
web面接に参加するのであれば、カメラが目線の高さになるように調整しましょう。
パソコンやスマートフォンなど、使用する機械によっては、カメラが低い位置に付いていたり機器本体の高さが足りないためにカメラの目線より下に来ることがあります。
カメラが目線より下にあると、カメラを見て話したときには相手を見下す形になります。また、画面を見ている時の姿は、相手から見ると斜め上を見上げているように見えてしまいます。
いずれにせよ、相手の目を見ずに話すことになってしまうのでカメラ目線の高さに来るよう調整しましょう。
カメラを調整する方法としては、物を置いて高さを増すのがおすすめです。
画面ではなくカメラを見て話す
web面接に慣れていない人は、画面を見て話しがちです。対面面接では面接官の顔を見て話をするのが常識ですが、web面接ではカメラの方を向いて話すのがベストです。
web面接で画面に映る面接官の顔を見てしまうと、相手には少しずれた方向を見て話しているように映ります。
例えば、カメラが上部に付いているパソコンを使用する場合、モニターを見て話をしてしまうと、相手からは斜め下を向いているように見えるのです。
カメラの位置を目線の高さに調整しているのであれば、話すときにはカメラを見るように意識しましょう。
顔が影にならないように光を調整する
web面接を受ける際には、顔が影にならないように注意しましょう。
人の第一印象は、強く記憶に残ります。
暗くぼんやりした状態で面接を受けても印象に残りにくいため、話の内容が良かったとしても相手の記憶に残りづらくなってしまいます。
選考に不利にならないためにも顔が明るくなるよう照明を調整する必要があります。
- デスクの向きを窓側にする
- 壁の反射を抑えるよう白い布を垂らす
- 小型の照明を使用する
などの工夫で対策を行ってください。
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このページでは、web面接のについての基本的な解説から服装や髪型などのマナー、良い印象を与えるためのコツを紹介しました。
web面接で良い印象を与える方法はたくさんありますが、最低でも通信環境が良く、静かな場所を用意しましょう。また、服装や髪型については、対面の面接を同じように細部にまで気を遣い、減点を回避することが大切です。
もし、web面接について気になることがあれば、転職エージェントサービスを利用しましょう。
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