転職先としてペット業界を考えているんだ。
犬や猫は可愛いし、癒されながら働けるなんて最高だよ。
これが僕の天職だね!
確かに動物には癒しの効果があるが、ペット業界は大変だと聞くぞ。
今回はペット業界への転職について解説しよう。
転職先としてペット業界を考えている方もいることでしょう。
「動物が好き」「ペットと飼い主を繋げたい」など志望理由は様々ですが、採用されるためにはどういった志望動機を持って面接に臨めば良いのでしょうか?
このページでは、ペット業界への転職を検討している方のために、ペット業界についての基本的な説明から志望動機の書き方を紹介しています。
本当に使える転職サイトはリクナビNEXT
ペット業界にはどんな仕事があるの?
そもそも、ペット業界にはどういった仕事があるかご存知でしょうか?
ペット業界と聞いてペットショップの販売員やトリマーをイメージする人は多いですが、ペットに関わる仕事は多岐に渡ります。
例えば、ペットに関わる仕事の一例には以下のようなものがあります。
- 生体、ペット用品の販売
- トリマー
- ペットシッター
- ペットホテル
- 飼育スタッフ
- ブリーダー
- ペットカフェ店員
- 訓練士
- 獣医、看護士
一言にペット業界と言っても、入社にあたって必要な資格、経験は全く異なります。専門の資格がなくても入社できる仕事もあれば、資格取得が条件となることもあります。
業界についての情報が少ない方は、リクナビNEXTを始めとする大手転職サイトを利用して仕事の種類や業界の繋がりを知っておきましょう。
ペット業界の魅力(実際に働く人達の声)
ペットに関わる仕事は多いんだね。
僕は販売員かホテルのスタッフが良いかな。
ペット業界で働く人は何に魅力を感じているんだろう?
それなら、実際にペット業界で働く方のコメントを紹介しよう。
当サイト、転職ステップではペット業界で働く3名の方にアンケート調査を行い、独自のコメントを募集しました。
ペット業界の魅力や満足度(5段階評価)は以下の様になりました。
20代・男性・Nさん
ペットショップ販売スタッフ(犬・猫・小動物の販売)
満足度(5段階評価):3.5
ペットショップの魅力は、お客様とコミュニケーションを取れるところです。ペットを購入したお客様が近況を報告してくれたり動物に詳しいお客様から知らなかったことを教えて頂けるので、癒しと勉強の日々です。
ペット業界の汚いところや大変な部分に直面することもありますが、動物が好きな方にはおすすめの仕事だと思います。
30代・女性・Fさん
ペットショップスタッフ(生体販売、トリミング)
満足度(5段階評価):4
ペット業界はブラックと言われがちですが、私の勤めているペットショップについて言えば、そうでもありません。お給料はそこそこでも休日はしっかり休めるので不満もありません。
動物は可愛いし、お世話も好きなのでやりがいがあります。
30代・女性・Sさん
ペットシッター
満足度(5段階評価):4
ペットシッターは責任と達成感のある仕事です。
初めてのペットは懐いてくれないことが多いですが、お世話をしているうちに心を開いてくれるとすごく嬉しいです。
お客様や動物との関わりが私のモチベーションとなっています。
寄せられたコメントは、ペットショップスタッフ2名とペットシッター1名のみでしたが、動物との関りやお客さんの喜ぶ顔を見ることにやりがいを感じている方が多くいることが分かります。
ペット業界へ転職して後悔する人もいる
ペット業界への転職は、必ずしも良いことばかりではありません。それまで動物が好きだった方が嫌煙するようになってしまったり、ペットの可愛そうな姿を見て心を痛めるケースが多くあります。
次に、ペット業界に転職して失敗を経験した方の声を紹介します。
20代・女性・Kさん
元ペットショップスタッフ(生体の仕入れ、管理、販売)
満足度(5段階評価):2
ペットショップ店員に憧れていたこともあって、大型ホームセンターのペット売り場に勤務していました。
ペットは可愛いのですが店長が利益重視の方だったため、その扱いは酷いものでした。子供連れが増える時期にたくさん入荷して多くの売れ残りを出します。うさぎや一部の鳥は子供が触れる位置に置かれるのですが、けがをしていることも多かったです。
仕事自体は好きだったので、もっと優しい店長がいるお店で働けたら長続きできたと思います。
ペットに関わる仕事をしている人間全員が動物想いなわけではありません。薄利多売な経営スタイルのために、利益重視で動物の命を蔑ろにしている人もいて、社員同士でも考え方が合わないことも珍しくはありません。
また、怪我や老化した動物を見ているのが辛くなるケースもあります。
ペット業界への転職で使える志望動機の書き方
ペット業界への転職には良いこともあれば悪いこともあるんだね。
でも、僕は挑戦してみたいんだ!
志望動機の書き方を教えてよ。
動物が好きな事、経験や資格があることをアピールしよう。
次に、ペット業界への転職を考えている方向けに志望動機の書き方を紹介します。以下の2つのポイントを押さえて採用担当者の評価を得られる文章を考えましょう。
- ペットが好きな話、飼育の経験を伝える
- 経験、資格があれば積極的にアピール
ペットが好きな話、飼育の経験を伝える
志望動機では、ペットが好きな理由や過去にペットを飼育していた話をすることで志望度の高さをアピールすることができます。
一例として『私は、○○歳の頃から自宅で△△を飼育しています。△△との生活を通してペットに関わる仕事をしたいと考えるようになりました。』と記載すると良いでしょう。
動物に慣れ親しんだ人材は会社にとってもプラスになります。必要な知識、資格は入社後に身に付けられる会社もあるので、まずは自己PRにて動物に対する愛情とやる気をアピールしましょう。
経験、資格があれば積極的にアピール
ペット業界に限らず、経験や資格は転職での強みになります。
転職ににおいて有利になる資格には以下のようなものがあります。もし、取得している資格があれば志望動機に書いておきましょう。
- 後任訓練士
- 動物看護士
- 動物介護士
- 獣医師免許
ペットに関する資格には難易度の高いものが多く、学校での勉強や国家資格の取得が必要になることもあります。
専門性の高い資格を持っていない方は、以下の経験について記載しておくと良いでしょう。
- ペットショップ、ペットカフェでの勤務経験
- トリミングの経験
- 保護施設でのスタッフ経験
- 大学、専門学校での勉強
- ペットの飼育歴
- ペット関連サービスの利用経験
志望動機に経験を記載する際には『何をしたのか』だけでなく『その時にどう感じたか』『ペット業界に興味を持った理由は何か』を付け加える必要があります。
また、必要な経験や資格については転職サイトで情報を集めることもできます。
ペット業界に転職する方の志望動機【例文】
資格がない僕はアピールできないのかな。
ペット業界に応募する際に使える志望動機の例文を見せてくれない?
そうだな、資格や経験の有無で2つの例文を紹介しよう。
次に、経験者・未経験者ごとの志望動機の例文2つとNG例1つを紹介します。
経験や資格がある場合の志望動機【例文】
ペット業界への転職で、アピールできる経験や資格がある方向けの志望動機の例文となります。
私は、幼い頃から○○を飼育しています。それがきっかけとなり、専門学校では○○の生態について学び△△の資格を取得しました。また、学生時代のアルバイトでは、○○や飼育用品の販売を行い、生体に関する様々な知識を身に付けました。
入社後には、これまで培ってきた資格や経験を活かして貴社の業務に励む所存です。
ペット業界で活かせる資格を取得している場合は、積極的に記載しましょう。資格の正式名称は履歴書の資格欄で書くため、志望動機では一般的な呼び方で記載しても問題ありません。
また、学んだ事や経験した事についても具体的な説明があると良いです。採用担当者にリアルな情報が伝わることで、即戦力になるか検討しやすくなります。
経験や資格がない場合の志望動機【例文】
経験や資格がない方向けの志望動機の例文となります。
私は△△を飼育しており、趣味はペットショップを周ることです。△△について複数のペットショップでお話を伺ったのですが、飼育する際のデメリットについては貴社の販売スタッフが最も詳しく教えてくださいました。
△△に限らず、ペットの飼育には、金銭面や日常での制約などマイナスの面があり、飼育を始める人には十分な知識が必要だと考えております。
お客様と近い距離でご案内できる貴社であれば、お客様に末永くご満足いただける提案ができると考え、志望致しました。
ペット業界での経験や資格がないと、志望動機としては弱くなってしまいます。
興味や熱意を評価してもらう必要があるので『どうしてペット業界に興味を持ったのか』『その会社を志望した理由』を明確に伝えられる文面にしましょう。
志望動機のNG例
参考として、ペット業界への志望動機のNG例を紹介します。
私の家族は○○を飼っているのですが、積極的にお世話をしたり情報収集をしています。今では、△匹に増えて賑やかな生活を送っています。
この経験を活かして、○○の良さをより多くの人に知って頂けるよう尽力したいと考えております。
上記の例文におけるマイナスポイントは以下の通りです。
- ペットが好きという単純な理由
- 他の企業でも良い志望理由
- 具体性のない文章
- 入社後の即戦力にならない経験
ペット業界に癒しの多いイメージを持って転職する人の中には、イメージとのギャップに挫折することがあります。
『ペットを飼ったことがある』という理由を面接の志望動機とした時点で、知識不足が露呈していることになります。企業にとってはリスキーな応募者なので採用は難しいでしょう。
ペット業界への転職についてまとめ
このページでは、ペット業界への転職を検討している方のために、ペット業界に関する基本的な解説から実際に働いた経験のある方の声、志望動機の書き方について紹介しました。
ペットに関わる仕事は、責任と負担が大きい一方で、動物や飼い主との関わりを通してやりがいを感じることもあります。
気になる業界であれば挑戦してみると良いでしょう。
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