これから転職活動を始めようと思う。
まずは、気になる企業にエントリーしたいんだけど、メールで応募する時の文面が分からないんだ。
応募メールでは、簡単な自己PRを記載したり、履歴書や職務経歴書を添付したりと普段のメールとは異なる部分も多いな。
今回は応募メールの書き方について解説しよう。
中小企業の中には、転職サイトや転職エージェントへの求人掲載を行わず、直接応募の形をとっている会社が多くあります。
メールでのエントリーを募っている会社に応募する場合、どのような文面を送れば良いのでしょうか?
このページでは、求人応募メールの書き方や例文、ビジネスメールのマナー、応募書類(履歴書、職務経歴書)の添付方法を紹介しています。
求人応募メールの書き方・マナー
応募メールの内容は『その人の第一印象』と言っても過言ではなく、要点を押さえたアピールができないと面接まで繋げられないこともあります。
メールの書き方や基本的なマナーとして以下の4つのポイントを確認しておきましょう。
- ビジネスメールの形式に従って書く
- 件名は分かりやすく、本文は簡潔に書く
- 宛先、自分の連絡先は省略せず正確に記載
- 応募書類(履歴書、職務経歴書)は分かりやすいファイル名にする
ビジネスメールの形式に従って書く
求人応募に限らず、企業とのメールはビジネスメールの形式に従って過不足のない内容にします。
メール本文の流れとしては以下の通りです。
- 宛先(会社名、宛名)
- 始めの挨拶
- 本題
- 締めの挨拶
- 著名
- 自分の連絡先(住所、電話、メール)
- データの添付など
正しい構成でメールが書けないと「一般常識が欠如している」と判断され、後の選考に繋がらない可能性も十分にあります。
件名は分かりやすく、本文は簡潔に書く
メールの件名は、相手が一目見ただけで内容が分かるよう『○○職応募の件(名前)』と短く書きます。
件名の長いメールは内容が伝わりづらいため、すぐに開いてもらえない可能性があります。
また、無駄に長い本文は、採用担当者に「仕事ができなそう」というイメージを与えてしまいます。
「この人に会ってみたい」「面接を通して評価したい」と思われる内容にするため、すべての情報をアピールするのではなく、簡単な志望動機と自己PRのみを書くよう意識しましょう。
宛先、自分の連絡先は省略せず正確に記載
メールでは宛先と自分の連絡先を所略することなく、正確に記載します。
会社名や相手の名前を間違えるのは非常に失礼です。
特に間違えやすい敬称については下の通りです。
- 個人宛の応募メール・・・○○様(田中様)
- 部署宛の応募メール・・・○○御中(人事部御中)
- 役職宛の応募メール・・・○○殿(部長殿)
宛先や敬称を間違えないのはもちろんですが、自分の連絡先についても間違いがないかチェックしましょう。
記載したアドレス宛に選考案内が届いたり、企業のパンフレットが送られてくることもあるため、これらに誤りがあると選考がスムーズに進みません。
応募書類(履歴書、職務経歴書)は分かりやすいファイル名にする
転職の応募メールでは、履歴書や職務経歴書の添付を求められることがあります。
ファイルを添付する時には、ファイル名を『履歴書(名前)_2022.02.19』のように、書類の中身と名前、送信日が分かるよう変更しましょう。
採用担当者に対する小さな配慮が、今後の選考に影響するかもしれません。
転職の応募メール【例文】
ビジネスメールの書き方、添付ファイルの名前については分かったけど、実際にはどういった文面を送れば良いの?
まずは2つのパターンで例文を紹介しよう。
転職の応募メールについて、応募書類を添付しない場合、応募書類を添付する場合の2つの例文を紹介します。
直接応募、応募書類なしのメール例文
【件名】
〇〇職応募の件(名前)
【本文】
株式会社○○ 採用御担当 ○○様
初めてご連絡させていただきます。
(名前)と申します。
貴社の△△職の募集を拝見し、これまでの□□職の経験を活かせると考え、ご連絡致しました。
つきましては、現在の△△職の募集状況をお教えいただきたく存じます。
お忙しいところ大変恐縮ですが、宜しくお願い致します。
名前
住所:
TEL:
e-mail:
応募書類を添付する時のメール例文
【件名】
〇〇職応募の件(名前)
【本文】
株式会社○○ 採用御担当 ○○様
貴社の△△職に応募いたしました(名前)です。
ご連絡を頂き、誠にありがとうございます。
履歴書と職務経歴書を添付いたします。
ご多忙のところ恐縮ですが、ご査収の程よろしくお願い申し上げます。
名前
住所:
TEL:
e-mail:
履歴書・職務経歴書にパスワードを設定する場合
会社側から個人情報保護の目的で応募書類にはパスワードを設定するよう求められたよ。
パスワードはどうやって伝えれば良いのかな?
会社側から指示がなくてもパスワードを設定しても良いんだ。
パスワードのみを別のメールで送るだけで簡単だ。
応募メールに履歴書や職務経歴書を添付する場合、パスワード設定を求められることがあります。
指示を受けてパスワードを設定する場合は『後ほど、パスワードをお送りいたします。』と書きます。
一方、会社からの指示ではない場合には『応募書類には念のためパスワードを設定しております。
後ほど、パスワードをお送りいたします。』と加えておきましょう。
パスワード送信メールの例文
【件名】
パスワード/履歴書ご送付の件(名前)
【本文】
株式会社○○ ○○様
先ほど応募書類を送付いたしました(名前)です。
添付ファイルに設定したパスワードをお送りいたします。
パスワード
履歴書:△△
職務経歴書:□□
ご査収の程よろしくお願い申し上げます。
名前
住所:
TEL:
e-mail:
直接応募については『【企業への直接応募】転職成功のための志望動機や応募方法、注意点とは』をご覧ください。
転職の応募メールまとめ
このページでは、メールで応募する方に向けて、ビジネスメールの書き方や基本的なマナー、例文を紹介しました。
採用活動に消極的な会社、人材に不足していない会社は基本的なマナー・礼儀が欠けている人を採用しません。
メールでの第一印象を悪くしないよう、ポイントを押さえて文面を考えましょう。
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