転職転職の始め方・進め方

【転職】内定を貰ったら?するべきことと所要期間、円満退職のポイント

転職
カエル

転職を希望していた会社から内定通知が届いたんだ。

不採用続きだったから内定を貰ったらどうするか考えていなかったよ。

ウサギ

内定を承諾するのか辞退するのかを期間内に決める必要があるぞ。

承諾期間が長引くことで迷惑をかけたりしないよう、内定から入社までの流れを確認しておこう。

企業から内定通知を受けると、必要書類の確認・提出、退職交渉、引継ぎなどやるべきことがたくさんあります。

入社までの間に『何を』『どれくらいの期間で』行うのか把握しているでしょうか?

当記事では、内定を貰ってから入社するまでにするべきことや所要期間、退職時の注意点を紹介しています。

こんな方におすすめの記事です
  • 選考を受けていた会社から内定通知を貰った
  • 入社までの流れを確認しておきたい
  • トラブルなく退職したい

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内定を貰ったら労働条件を確認して雇用契約を結ぶか決める

内定を貰って第一にすることは、労働条件を確認して承諾、もしくは辞退の連絡を入れることです。

多くの企業で、メールや電話により内定の連絡が送られます。内定の報告と共に細かな説明をされることもありますが、念のために詳細をメールや書面で送ってもらいましょう。

その後、雇用契約書や内定承諾書といった各種書類の内容を確認して期限までに回答します。

労働条件で注目すべきポイントは以下の通りです。

  • 給与、ボーナスに関すること
  • 業務内容
  • 労働時間、残業
  • 有給
  • 福利厚生
  • 入社日
  • 入社場所、勤務地

これらの内容が記載された書類は内定を連絡を受けてからメールでの送信、または郵送されます。

内定承諾までの期間は、内定から(もしくは内定承諾を受け取ってから)1週間程度と短いです。それ以上の期間が必要な方は『内定承諾後の辞退で損害賠償に問われることも!転職のトラブル対処法』のページをご覧ください。

書類への同意がないと入社することができないので、郵送されなかったり疑問点がある場合には採用担当者へと連絡を入れましょう。

ポイント

内定承諾・辞退の連絡を期限内に入れられるよう、書類には早めに目を通しておくことが大切です。また、企業に問い合わせが必要な場合にも早めに連絡を入れておきましょう。

入社日を決定して企業からの合意を貰う

カエル

内定承諾の書類を送信したよ。

この後は何をすれば良いのかな?

ウサギ

入社を決めたら企業と相談して入社日を決めよう。

退職の目途が立っていない方は、先に上司と話し合っておく必要があります。

内定を承諾することが決まったら、次は入社日を決定して企業へ相談します。

入社日が指定された会社に応募している方、離職中に転職活動を行っている方については、採用段階で入社日が決まることもあります。

一方、在職中に転職活動を行う方は、退職交渉や引継ぎ作業を行う必要があるため、先に退職日を決めます。

また、退職する際には退職日の1~2か月前に退職の申し出を行いましょう。

法律上では、退職日の2週間前までに退職の意志を伝えれば良いのですが、会社とのトラブルを避けたり残る社員に迷惑をかけないためのマナーとして1~2ヶ月前が常識とされています。

ポイント

繁忙期では、退職の申し出が受理されるまでに時間がかかることもあるので、内定を貰ったら早めに上司に退職の意志を示し、退職日を決定しましょう。

退職の具体的な日時が決まったら転職先の企業に連絡して入社日を決定します。

退職交渉、引継ぎ作業のポイント

カエル

ホワイトな会社ならすぐに辞めることもできるだろうけど、ブラック企業の社員は退職が拒否されることもあるみたいだよ。

スムーズに退職できそうにない場合にはどうすれば良いのかな?

ウサギ

退職の意志を書面で伝えたり、引継ぎに際してはマニュアルを作っておくなど、個人でできることはたくさんあるぞ。

もしも、脅しや違法な手段で退職を妨害してくるようなら退職代行に依頼して辞めるのも賢い手段だ。

在職中に転職活動を行う方は、内定を貰ったら退職の手続きに移ります。

大抵の会社であれば手順に沿って申請することで退職が受け入れられるのですが、中には退職を妨害されるケースもあります。

退職のトラブルを避けるためには以下の3つのポイントに注意しましょう。

退職交渉、引継ぎ作業のポイント
  • 退職の意思は書面で表示する(口頭はNG)
  • 引き継ぎではマニュアルを作成する
  • 退職の妨害を受けたら退職代行に相談

退職の意思は書面で表示する(口頭はNG)

会社を辞める際には上司に退職の意思を伝えますが、口頭での報告はトラブルの元となります。

個人的な相談や報告、後任者の決定は口頭で行っても良いのですが、退職までには退職願や退職届を作成して書面での意思表示を行いましょう。

就業規則に特別な記載がない限り、退職の申請は口頭のみでも受理されます。

ポイント

必ずしも退職届や退職願を必要とする訳ではありませんが、口頭での申し出は「言った」「言っていない」といったトラブルの原因となります。

引き継ぎではマニュアルを作成する

仕事量が多かったり後任者がいないなどの理由で引き継ぎ作業が終わらず、退職が遅れるケースがあります。

「退職までに全ての仕事を終わらせなければならない」と考えてしまう方は多いのですが、引き継ぎは自分が担当する最低限の範囲で問題ありません。

ポイント

残りの業務については、マニュアルを作成することで後任者が担当できるようにしておきましょう。

退職の妨害を受けたら退職代行に相談

退職手続きを進める際に妨害やパワハラを受けて転職がスムーズに進まないケースも珍しくありません。

退職の妨害を受けたら退職代行に相談して、各種手続きをプロに任せるのがおすすめです。

費用は数万円と決して安くありませんが、法律のプロが手続きを行ってくれるため妨害を受けにくく、嫌な相手と顔を合わせなくて済むメリットがあります。

「退職代行を利用したことがない」「失敗した時が不安」という方は大手の代行サービスを利用しましょう。

退職代行ガーディアンを始めとする実績のある会社であれば、成功率が高いうえにトラブルも少なくて安心です。

必要書類をまとめて入社準備を済ませる

カエル

無事に退職の目途も立って安心したよ。

後は入社するだけなんだけど、入社に際しての注意点はあるのかな?

ウサギ

必要書類を揃えたり、人によっては引っ越しをしたりとやるべきことは様々だ。

しっかり準備して入社の備えよう。

退職の目処が立ったら入社に向けた準備に取り掛かります。

提出書類は会社により異なるので、代表的な以下の書類について不備がないかチェックしてください。

  • 年金手帳
  • 源泉徴収票
  • 給与振込先届出書
  • 各種保険に関する書類
  • 控除に関する書類
  • その他(健康診断書、本人確認書類など)

必要書類は入社までに指示があります。

期限内に発行できない書類がある場合には、早めに連絡を入れて会社からの指示を受けてください。

また、転職に際して引っ越しが必要な方は『引っ越しを伴う転職のやることリスト|万全な準備で新生活を始めよう』の記事をご覧ください。

期限に間に合わない、延長して欲しい時は?

入社にあたって必要となる書類には、自分で用意する物と会社側で発行してもらう物があります。中でも、会社発行の書類は遅れることもあるため、期限に間に合わないケースも珍しくありません。

必要書類が提出期限に間に合わない時には、入社予定の会社に発行が遅れる旨の連絡を入れましょう。

連絡を入れる際には、可能な限り早くメールや電話を入れ、提出できる日時も必ず伝えます。

書類の提出が遅れることで採用を取り消されることはありません。ただし、事前に連絡をしていないと会社側に迷惑をかけることになるので注意しましょう。

内定を貰ったらするべき事のまとめ

このページでは、内定を貰ってから入社までにするべきことを紹介しました。

大まかな流れは以下の通りです。

  1. 書類、データで労働条件を確認する
  2. 雇用契約を結ぶか決める
  3. 入社日(退職日)を決める
  4. 退職交渉、引継ぎ作業を行う
  5. 入社に向けた準備を行う

内定承諾や退職手続きには期限が定められていることが多いです。連絡や書類提出が間に合わないと転職先企業に迷惑をかけるだけでなく、自分のイメージもダウンしてしまいます。

退職、入社の準備では余裕を持った行動を心がけ、新たな気分で新天地へと足を運びましょう。

有給休暇、入社までのおすすめの過ごし方『転職の有給消化中にやること7選!入社に向けて有意義な時間を過ごそう』の記事でも紹介しています。

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