県外への転職で面接理由は何と答える?
転職活動をしていて魅力的な企業を見つけたんだけど、場所が県外なんだよね。
県外の企業に応募すると選考に不利になるとも聞いたことがあるんだけど、面接では志望した理由をは何て答えれば良いのかな?
確かに不利になると言われる事があるな。
それなら今回は県外へ転職する方に向けて面接の志望理由などを紹介しよう。
転職活動行っている方の中には、条件の良い求人や希望する会社が県外にあったという経験をしている人も多いことでしょう。
実際に、転職を機に県外の企業に就職している方は多くいます。しかし、県外への就職では選考に不利になる事があるため、志望に際しては理由が必要となってきます。
このページでは、県外への転職を検討している方のために、県外就職について基本的な解説から面接での志望理由の例を紹介します。
- 県外への転職についてのアンケート
- 県外就職のメリット・デメリット
- 失敗を避けるためのポイント
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県外の企業に転職する人は多い
転職では、家庭の事情や住み慣れた家に身をおきたいといった思いから県内で働き口を探す人も多くいます。その一方で、特定の業界や企業を求めたり、これまで生活してきた土地から離れたいなどの理由で県外に転職する人も多くいます。
特に、地方在住の方は仕事を求めて都内へと引っ越すケースが多いです。
県外に転職した経験についてのアンケート
実際にどれくらいの人が県外へ転職しているのかを知るために、当サイトでは社会人50名に対してアンケート調査を行いました。
『県外への転職を経験したことがあるか』という内容で調査した結果が以下のようになります。
ない・・・29人(58%)
こちらのアンケート調査では、半数近い人が県外の企業へ転職した経験があると答えています。
若い年代では『ない』と回答する割合が高かったのですが、年代が高くなるにつれて『ある』と回答する割合が高くなる結果も得られました。
転職した理由についてのアンケート
次に、上のアンケート調査に行って『県外に転職した経験がある』と回答した方に対して、県外の企業を選んだ理由を調査した結果が以下の通りです。
40代・男性・会社員
地元に働き先が少なかったため。
30代・女性・アパレル
県外に転職した理由は、都会で働きたかったからです。
20代・男性・営業職
Uターン就職をする予定だったのですが、都会の企業に新卒採用で入社しました。転職を考えたタイミングで地元に戻ろうと思い、県外に転職することになりました。
50代・女性・介護職
県外の会社に転職したのは、息子夫婦のいる県に引っ越す事になったからです。
県外に転職する理由には、働き口の確保や家庭の事情など様々なコメントが寄せられました。中でも多かったのが、地方在住の方が仕事を求めて都会に引っ越すケースでした。
県外に転職するメリット・デメリット
県外で仕事を見つけるのには様々な理由があるんだね。
僕も働き口を探していて県外を視野に入れ始めたよ。
そうだな、次は県外に転職するメリットとデメリットを紹介していこう。
県外の企業に転職することには、以下のようなメリット、デメリットがあります。自身のキャリアビジョンを基に検討したり、リスク管理の参考になさってください。
- 職業選択の幅が広がる
- キャリアアップを目指せる
- 価値観や人生観にも影響を及す
- 失敗した時のリスクが大きい
- 風土に慣れないことも多い
- 面接で不利になることもある
職業選択の幅が広がる
県外の企業に就職する理由で最も多いのが、職業選択の幅を広めるためです。
地方と都会では求人の数に圧倒的な差があり、地方では経験できない仕事が都会には溢れています。こういった仕事を求めて、都会へ転職を検討する地方在住者が多くいます。
また、最近では農業や畜産業を求めて都会からアイターン転職をする方も多くなっており、県外を見据えた転職が一般化してきました。
キャリアアップを目指せる
県外の企業を選択肢に含めると、特定のスキルや経験を身に付けるのも容易になります。これにより、キャリアアップを目指しやすくなるのです。
例えば、地方ではIT企業の数が都会に比べて、それほど多くありません。需要に対して供給の多いエリアでITエンジニアとしてのキャリアを築くためには高い倍率の採用試験を勝ち抜く必要があります。
しかし、IT企業の多い都会を転職先に選べば採用試験の倍率が下がるのです。
キャリアを気づけば、再び転職する際に有利になります。都会でキャリアを築き、地方に戻ってからは独立したり、スキルや経験を武器に再就職する方も多くいます。
価値観や人生観にも影響を及す
県外に転職するメリットの3つ目が、価値観や人生観に影響を及ぼす経験が得られることです。
引っ越しを伴う転職では、働く環境が変わるのはもちろんのこと、地域が変わることで人々の生活や考え方も変わってきます。特に、遠方へ引っ越す場合には、日本国内でも文化の違いを感じられることがあります。
自分とは全く異なる境遇で生きてきた人たちに出会うことで、新しい交友関係ができたり、これまでとは違った広い世界を知ることができるでしょう。
失敗した時のリスクが大きい
県外に転職することには様々なメリットがありましたが、良い面がある一方でデメリットとなる特徴もあります。
例えば、県外に転職した場合、失敗したときのリスクは大きくなります。
入社した会社がブラックだったり、人間関係で挫折してしまうのはよくある話です。失敗してもその地域で再就職ができれば良いのですが、地元に帰ったり再び県外で仕事を探すと、引っ越し費用や家賃が大きな負担となります。
スキルアップなどの目的で遠方の企業に挑戦する方の中には、周囲のレベルについていけないこともあります。
入社した会社についていけないと感じた方はこちら
風土に慣れないことも多い
県外に転職するデメリットの2つ目に、引っ越し先の食べ物や生活に慣れないことが挙げられます。
例えば、地方から都会に引っ越すと、水や空気が汚くて生活しづらかったり、肺炎や喘息などの呼吸器疾患が悪化することがあります。
同様の事例に、地方へ引っ越した方が田舎の閉鎖的な人間関係に困ったり、地域の集まりやごみ収集の利用を拒まれたというケースがあります。
仕事以外のところでも失敗の原因があるため、よく調べてから引っ越す必要があるのです。
面接で不利になることもある
県外に転職すると、面接で不利になってしまうことがあります。
理由は様々ですが、採用担当者が地元の人間を積極的に採用していたり、引っ越しをするであろう応募者を会社の負担になると見なす事があります。
特に『地元密着』を売りにしている企業は、地元の人材を積極的に採用する事があるので、面接で不利になる可能性は高いです。ただし、志望動機や県外を視野に入れた理由をしっかりと話す事で減点を回避できることもあります。
県外への転職を成功させるためのポイント
県外で働くことで面接に不利になるかも知れないんだね。
失敗した時のリスクも大きいみたいだから不安だよ。
それならいくつかのポイントを押さえて転職活動をすると良いぞ。
失敗を避けるためのコツを紹介しよう。
県外への転職には、キャリアアップを目指せたり職業選択の幅が広がるなどのメリットがある一方で、面接で不利になったり失敗のリスクが大きいなどのデメリットもあります。
転職での失敗を防ぐためのコツは以下の通りです。
- 企業研究を念入りに行う
- 面接では入社したい明確な理由を伝える
- 引っ越し先の地域について特色を調べておく
企業研究を念入りに行う
県外に転職するのであれば、失敗した時のリスクを軽減するために企業選びを慎重に行いましょう。
求人情報や会社のホームページを参照する人は多いですが、他にもSNSやクチコミサイトの利用がおすすめです。企業の内情を知った人の意見、感想を見る事で入社後のリアルなイメージを持つ事ができます。
また、会社が就活イベントに出展していたり会社説明会を開催している時には積極的に参加して社員の生の声を聞いてみましょう。
遠方の企業の場合、オンライン開催で参加できます。
面接では入社したい明確な理由を伝える
県外の企業では、選考で不利になる事があります。上でも説明しましたが、採用担当者の中には「地元の人間を積極的に迎え入れたい」と考えている人もいます。
ありきたりな志望動機では地元の人材に負けてしまうことも多いので、その会社を志望した明確な理由、県外を視野に入れた理由を伝えましょう。
志望動機では、他社との違いを強調して、他に選択肢がなかったことをアピールしても良いでしょう。
引っ越し先の地域について特色を調べておく
県外の企業に転職したものの、地域の生活や特色に馴染めない人も多くいます。
住むことになる地域についてどんな特色があるのかを実際に住んでいる人の声を参考に下調べしておきましょう。
特に重視しておきたいのが以下のポイントです。
- 県民性や住民性
- 地域の繋がり、コミュニティの強さ
- 自治会に加入できるか
- 会話に困るほどの方言、訛りはないか
特に都会から地方に引っ越す方は注意が必要です。田舎の人は温かいと言われることもありますが、田舎の人間関係は閉鎖的な事が多いため村八分に近い扱いを受ける事があります。
対策としては、SNSや地域のホームを参照したり移住者向けのセミナーを利用する方法があります。
県外への転職で不利にならない面接の志望理由【例文】
生まれ育った場所で選考に不利になるのは理不尽だよね。
面接では志望理由をなんて答えれば良いのかな?
そうだな、不利にならないための例文を紹介しよう。
県外への転職では面接時に不利になることがあります。
少しでも減点を避けるためにも要点を押さえた以下の志望理由を参考になさってください。
私はこれまで△△業界で□□の業務に携わってきました。□□で培った技術は、前職でも高い評価を得ており、貴社の○○事業でも十分に活かせると考えております。
○○事業において即戦力となることはもちろんのこと、貴社の業績を牽引する社員となれるよう精進して参る所存です。
重要なポイントは、その会社の何に興味を持っているのかをはっきり伝えることです。どの会社でも経験できるような業務を書いても、県外に出てくる理由とはなりません。
聞かれてもいないのに『県内には希望する職がない』と言う必要はありません。『貴社の○○に参加したい』というプラスの情報を伝えましょう。
県外への転職は慎重に行いましょう
このページでは、県外への転職を検討している方のために、県外就職の基本的な解説からメリット・デメリット、失敗しないためのコツを紹介しました。
県外への転職では、失敗を避けるために下調べを行い、面接での明確な理由が必要となります。
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