新しい業種に転職してキャリアアップを目指したいんだ。
挑戦したい仕事は決まっているけど、志望動機も曖昧で準備の仕方にも不安があるんだ。
新しい業界・業種へのチャレンジには様々な不安があるものだ。
今回は異業種へ転職するにあたって、失敗しないために覚えておきたい情報を紹介しよう。
「これまでとは異なる業界で新しい仕事に挑戦したい」と異業種への転職を希望している人は多いです。
未経験の転職では、どういった自己PR・志望動機が評価されるのか、面接では何を話せば良いのか分からないものです。
このページでは、異業種への転職を考えている方に向けて、志望動機の書き方・例文、面接対策のポイントについて紹介しています。
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異業種への転職は難しい?
しばしば「異業種への転職は難しい」と言われますが、転職のしやすさは、希望する業種と応募者の市場価値によって大きく異なります。
例えば、人手不足で未経験者を歓迎している業種は転職しやすいですが、高倍率で競争の激しい業種では特別な経験やスキルがないと採用は難しいです。
また、社員のキャリア構築、若手の人材育成に力を入れている会社に40代の転職者がエントリーしても不採用になる可能性が高くなります。
転職したい業界の倍率や自身の市場価値をしっかり見極めたうえで、採用されるか検討する必要があります。
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異業種へ転職するための志望動機の書き方・例文
転職先が異業種だと、志望動機になんて書けば良いか分からないんだ。
アピールポイントをしっかり伝える方法があれば教えてよ。
そうだな、企業のニーズと自分の強みが一致していることをアピールできると良いだろう。
入社後に何をしたいのかについて明確に答えられるよう準備しておくのも大切だ。
異業種への転職では、経験・知識に不足があるため志望動機で何を伝えるべきか分からないものです。
自身の魅力を伝えながら説得力を持たせるために、以下の4つのポイントについて例文付きで解説しています。
異業種への転職理由を明らかにする
志望動機を書く際には、まず『どうしてその業界に応募したのか』にを具体的な理由やエピソードを交えて説明します。
これまでとは異なる業種を選んでいるにも関わらず、明確な理由を伝えないと「どんな仕事でも良い」と思われ、非常に印象が悪いです。
面接官は志望動機を聞くことで、業界や自社とのマッチング度合いを測っているため、入社後をイメージできていない志望動機は評価されません。
志望動機の例文としては
『○○業界を志望した理由は、消費者と直接関わることができると考えたためです。私はこれまで、△△業界で□□に携わっていましたが、お客様の声を取り入れるのが難しく、もどかしさを感じておりました。そのため、消費者の要望を直接聞くことができる○○業界に魅力を感じました。』
のように異業種を希望した具体的なきっかけを書くと良いでしょう。
その会社を選んだ理由を伝える
業種を選んだ理由と共に『その会社を選んだ理由』を書きます。
類似する企業が複数ある中で、その会社を選んでエントリーしたのには何かしらの理由があるはずです。
採用担当者は「どうして弊社に入社したいのか?」を知りたがっているので、志望理由を明確に伝えましょう。
会社を選んだ理由としては、同業他社にはない強みを挙げるのが効果的です。他の会社にはない強みに着目することで、志望動機に付加価値が加わり説得力が増します。
志望動機の例文としては
『貴社を志望した理由は、○○技術の導入に力を入れており将来的に幅広い業務に携われると考えたためです。他社より早く○○の研究を行う貴社の挑戦的な姿勢に感銘を受ました。』
と、企業や業界についてしっかり研究していることをアピールできると良いでしょう。
自分の強みとキャリアビジョンが重要
業界や会社を志望した理由を書いたら、次は『自身の強み』と『その強みをどのように活かすのか』具体的なキャリアビジョンを記載します。
キャリアビジョンを考える際には、その企業がどんな人材を欲しがっているのかニーズを分析すると効果的です。
例えば、若手や新入社員が大きな仕事を任される業界の場合、リーダーを務めた経験や計画実行力、責任感の強さについて具体的なエピソードと共に記載します。
過去に取得した資格や経験についても関連性があればアピールしても良いでしょう。
志望動機の例文としては
『私は、以前○○業界で△年間に渡ってプロジェクトリーダーを務めておりました。納期までに生産が完了するよう企画から現場の管理まで一括して行っておりました。この責任者としての経験は、今後貴社でキャリアを築いてく中で活かせると考えております。』
のように、会社に貢献できることをアピールします。
志望動機でマイナスな表現の使用は避ける
異業種への転職に限らず、志望動機ではマイナスな言葉や表現の使用を避けましょう。
転職した理由を書く際には、キャリアアップや挑戦意欲を伝えると良いでしょう。
パワハラや過労など、やむ負えず前職のマイナスポイントを書く場合には、不平不満ばかりにならないよう無難な言葉で端的にまとめましょう。
例えば、前職を辞めた理由については
『○○に不満があったため』
とは書かず、キャリアアップや労働条件の改善を挙げて
『この業界の△△に魅力を感じたため』
とプラスの表現に変えて伝えます。
異業種への転職は面接対策を万全に行う
教えてもらった通りに志望動機を書いて送ったら書類選考は合格したよ!
次は面接試験なんだけど、どういったことに注意すれば良いのかな?
面接で問われることは大体決まっているぞ。
質問への答え方も大切だが、それ以外にも気を配れるようになると評価が高いな。
書類選考を通過することができたら、いよいよ面接試験に移ります。
面接でよくある質問とその回答例を確認しておきましょう。
- この業種、会社を選んだ理由は何ですか?
業界や会社を選んだ理由を質問された時には、志望動機で記載したものと同じ理由を答えましょう。
選考書類と面接で話が変わるのは好ましくありません。
- 前職を辞めた理由、現職を辞める理由は何ですか?
以前の職場を辞めた理由について問われた時には、極力マイナスな表現は避けて説明しましょう。
キャリアアップなどプラスの理由を答えるのが無難ですが、前職の悪い部分を挙げる場合には「○○な部分が合いませんでした」と会社を否定しない言い回しが大切です。
- この業界、弊社で活かせる強みはありますか?
強みについて問われた時には、志望動機に記載したスキルや経験についてより詳しい話をしても良いですし、履歴書に書ききらなかった他の強みを挙げても良いです。
強みを選ぶ時のポイントは『その強みを入社後どのように活かすのか』です。会社の需要にマッチしている強みをアピールしましょう。
- 応募するにあたって不安や疑問はありますか?
逆質問を求めれた時には、気になっている部分を質問しましょう。HPや求人票など、調べて分かる情報について聞くことはせず、解決できない疑問を聞くようにします。
また、事前に告知しておくべき事情があるときには、履歴書に記載したうえで面接で伝えましょう。
企業研究でミスマッチを防ごう
入社後に、人間関係や社風にミスマッチを感じて退職する人は少なくありません。
転職先が異業種でイメージしづらい場合には、転職会議を始めとする企業のクチコミサイトを利用して内部の情報を集めましょう。
クチコミサイトには、実際にその会社で働いていた元社員のリアルな声が書かれており、非常に参考になります。
選考過程や面接の質問内容が書かれていることもあるため、企業研究の段階で取り入れると良いでしょう。
企業研究の方法はこちら
異業種への転職は複数エントリーがおすすめ
異業種へ転職するのであれば、複数の会社にエントリーして不採用のリスクを軽減するのがおすすめです。
複数社にエントリーすることで、ひとつの会社の選考に落ちた際に併願他社に専念することができます。また、書類選考や面接など選考過程に慣れることもできるので、3~5社に応募しましょう。
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異業種への転職についてまとめ
このページでは、異業種への転職を検討している方に向けて、志望動機の書き方・例文、面接対策について解説しました。
異なる業界に挑戦するためには、企業研究をしっかり行ったうえで求められるスキル・能力をアピールする必要があります。
また、志望動機で書いた内容と面接の話が異なるのは好ましくありません。一貫した志望理由とキャリアビジョンを持って選考に挑みましょう。
転職に不安がある方は、エントリー数を増やしてリスク管理を行ってください。
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