内定を貰ったから引き継ぎや退職交渉を始めたんだけど、上司から報告がなかったことを責められたよ。
転職活動するにあたっての会社への報告は必要なのかな?
報告義務はないし、転職していることを会社で口にするのは非常にリスクのある行為だ。
今回は転職を報告すべきタイミングについて解説しよう。
転職する社員に対して悪いイメージを持つ会社は少なくありません。
そういった風土の会社では、退職交渉を始めた際に「どうして相談や報告がなかったのか?」と問われる可能性があります。
そもそも、転職活動を行うにあたって会社へ報告する義務はあるのでしょうか?
このページでは、転職活動を行う方に向けて、会社への報告が必要なのか、報告すべきタイミングや事前に報告するメリット・デメリットを解説します。
転職活動や応募した企業を会社に報告する義務はあるのか?
転職活動を行っている事実や応募した企業・求人について、会社や上司への報告義務はありません。
労働者は憲法22条の職業選択の自由により、自らの意思で従事する仕事を選択・決定する権利が認められています。
一部の企業では退職を申し出た社員が責められることもありますが、これらは「退職者が気に入らない」など個人の感情によるパワハラに過ぎず、法律に則った指摘ではありません。
転職活動報告するメリット・デメリット
会社への報告義務はなかったとしても、印象が悪くなるくらいなら事前に伝えておくべきなのかな?
いや、転職を宣言した会社で働くのは大変だぞ。
会社の雰囲気や人間関係を見極めた上で報告することが大切だ。
転職するにあたって上司や同僚に相談する人は少なくありません。
また、相談という形で報告するケースも見られますが、事前に報告することには以下のようなメリットとデメリットがあります。
- 上司・同僚が転職をサポートしてくれる
- 転職活動を理由に有給を使いやすい
- 人間関係が悪いと転職を妨害される
- 会社に居づらくなる
上司・同僚が転職をサポートしてくれる
職場の人間関係が良かったり、個人的に親しくしている上司や同僚がいる場合には転職について打ち明けることで様々なサポートを受けられる可能性があります。
例えば、選考に合わせて業務量や日程調整をしてもらえたり転職経験者からアドバイスをもらえることがあります。
また、直属の上司に相談ができれば、退職時には退職交渉や引継ぎ作業がスムーズに進むため非常に楽になります。
職場に信頼できる社員がいる場合には相談してみると良いかもしれません。
転職の相談相手については『転職の相談は誰にするべきか?ベストな相談先・トラブルに繋がるNG行動』をご覧ください。
転職活動を理由に有給を使いやすい
会社に転職について報告することで、有給を使いやすくなるメリットがあります。
転職活動ではハローワークへの相談や面接など、平日に休めないと不便を感じるタイミングが多々あります。応募する会社によっては面接以外にも面談、企業説明会などが行われ、複数回足を運ぶことになるでしょう。
そのため、会社側から理解を得て有給を取りやすい状況を作っておくと、在職中の転職がしやすくなります。
人間関係が悪いと転職を妨害される
転職の相談をすることで周囲のサポート受けられるケースがある一方、職場の人間関係が悪いと妨害を受ける可能性もあります。
例えば、転職者が有給を取得できないよう過度な業務を割り振ったり、退職交渉に応じない等の嫌がらせを受ける可能性があります。
また、待遇の改善や引き止めを受ける可能性もあるため、信頼できる上司や同僚がいない場合には相談しない方が良いでしょう。
会社に居づらくなる
転職活動を始める際に会社に報告するのは非常にリスクのある行為です。
転職に対して否定的な考えを持っている会社では、ボーナスが減給されたり新しい仕事が割り振られなくなることがあります。
また、一度でも悪いイメージを持たれると、その職場で働き続けるのは精神的に辛くなります。
転職活動に報告義務は無いので、失敗した場合に備えて秘密にしておくべきでしょう。
転職の報告は内定をもらってからがオススメ
ところで、会社や上司にはどういったタイミングで報告すれば良いのかな?
おすすめのタイミングは内定をもらってからだ。
転職できる保証がないうちは相談するべきでないな。
転職を会社や上司に報告するタイミングは様々ですが、 事前に相談してトラブルに発展するケースは珍しくありません。
信頼していた上司から激しく非難された、翌日からの態度が急変したなど、転職の報告をきっかけに会社に居づらくなることがあります。
こういったトラブルを避けるためにも、転職の相談・報告は内定を貰ってからにしましょう。
退職日の1ヶ月〜2ヶ月前には退職交渉を始めることになるので、そのタイミングまで待っても良いでしょう。
ただし、退職を申し出る時期については各社の就業規定により定められていることもあるので確認が必要です。
転職の相談は会社・上司ではなく転職エージェントへ
転職活動は労働者に認められた権利のため、会社への報告義務はありません。
下手に報告するとトラブルに発展する可能性もあるため、言わない方が良いでしょう。
転職についての不安や疑問がある方は、会社ではなく転職エージェントに相談しましょう。
リクルートエージェントを始めとする大手の転職サイトでは、プロのキャリアアドバイザーがカウンセリングから求人案内、選考対策、日程調整などのサポートをしてくれます。
年収交渉や求人に関する疑問など細かな事まで問い合わせてくれるので非常に心強いです。
気になった方は、相談のみの利用を歓迎しているリクルートエージェントをチェックしてみてください。
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転職活動の報告義務についてまとめ
このページでは、転職活動を始める方に向けて、転職に報告義務はあるのか、会社に報告するメリットとデメリット、相談すべきタイミングについて解説しました。
転職活動を会社に報告する義務はありません。
転職を良しとしない社員や上司から妨害を受ける可能性もあるため内定をもらうまでは秘密にしておくのがおすすめです。
相談相手を探しているのであれば、リクルートエージェントなどの転職エージェントを利用しましょう。
また、リクナビNEXTなどの求人サイトもおすすめです。
正社員採用の求人票が多く掲載されているので公式サイトをチェックしてみると良いでしょう。
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