転職のために履歴書を提出することになったけど、手書きとパソコンではどちらで制作した方が良いのかな?
履歴書を手書きにするか、パソコンで書くか迷う人は多いようだな。
今回は採用担当者のコメントと共にどのように作成するべきか解説しよう。
転職では履歴書の提出を求められますが、書き方についての指定がないことがほとんどです。
「手書きの方がポイントが高いのではないか?」「パソコンの方が早く、正確に書ける」など、手書きにするかパソコンで作成するか迷ってしまう方は数多くいます。
このページでは、履歴書の作成方法について、手書きとパソコン作成のメリット・デメリット、人事担当者の声を紹介します。
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履歴書は手書き・パソコン作成のどちらでも良い
履歴書は企業側からの指定がなければ、手書きとパソコン作成のどちらでも構いません。
採用過程で必要な情報が過不足なく記載されている事が重要なので、作成方法は問われないことが多いです。
文字に自信があったり、手書きの履歴書で個性を出したいのであれば手書きにすると良いでしょう。一方、誤字脱字に不安があったり、効率的に作成したい方はパソコンで作成しても良いです。
一部企業は専用のフォーマットを配布したり作成方法を限定していることもあるので、指定がない場合には問い合わせを行っても良いでしょう。
企業の採用担当者は手書き・パソコン作成のどちらを評価するのか?
企業の採用担当者50名を対象に『手書きとパソコンで作成した履歴書ではどちらが良いか』を調査した結果、作成方法を問わない意見が過半数となりました。
手書きとパソコンでは、手書きの方が好まれる傾向が分かります。
手書き・パソコン作成に対する採用担当者の声
上のアンケート調査に回答した採用担当者から寄せられたコメントを紹介します。
- 手書きを評価する声
40代・男性
選考での役割:2次面接への出席、応募者の評価など
今の時代はパソコンが多いですから手書きだと目を惹きますね。
20代・男性
選考での役割:応募者とのやり取り、日程調整など
書類としてはどちらで作成しても構いません。
私個人の好みとして言えば、手書きの方が人となりが分かるので好きです。
- PC作成を評価する声
40代・男性
選考での役割:主に役員面接
手書きで読みづらい文章を送られるよりはパソコンで作って来てもらえる方がありがたいです。
- どちらでも良いという声
30代・女性
選考での役割:会社紹介、面談、面接への出席など
双方にそれぞれの良さがあります。
私はこだわりもないので応募される方の判断に任せています。
20代・男性
選考での役割:日程調整、面接への出席、フィードバックなど
書き方より内容が重要です。
丁寧に書いても落ちる人は落ちますし、内容さえ優れていれば多少字が汚くても採用されます。
履歴書を手書きで作成するメリット・デメリット
採用担当者によっても好みが異なるし、結局どっちが良いんだろう?
それぞれのメリットやデメリットがあれば教えてよ。
そうだな、まずは手書きについて解説しよう。
履歴書を手書きすることには、以下のメリット・デメリットがあります。
- 個性のある履歴書に仕上がる
- 丁寧な印象を伝えることができる
- 作成に時間がかかる
- 丁寧に書かないと汚く見える
手書きならではの個性ある履歴書に仕上がる
手書きの履歴書には、パソコン作成では表現できない個性や温かみ、更にはパソコン作成では表現できない存在感があります。
手書きによって人物像や入社への熱意が伝わることがあります。
また、パソコン作成の履歴書が多い中で手書きの履歴書があれば採用担当者の目を惹くのは当然です。
相手に丁寧な印象を伝えることができる
履歴書を綺麗に手書きすることで、丁寧な印象を与えることができます。
文字の綺麗さだけでなく、文字の間隔や行間を意識して書くと面接官の目を惹く履歴書に仕上がります。
手書きではパソコン作成のように誤字脱字を直すことができないため、作り込まれた履歴書は真剣、かつ丁寧な印象を与えることができるのです。
パソコン作成に比べて時間がかかる
履歴書の手書きにはパソコン作成時に比べて何倍もの時間がかかる欠点があります。
履歴書をパソコンで作成する場合には、文章を考えながら打ち込むことができます。分量の調節も簡単なうえに、文字が乱れることがありません。
一方、手書きでは、書く内容を考えてから丁寧に記載する必要があります。
手書きは丁寧に書かないと汚く見える
手書きの履歴書では、文字の大きさ・間隔を失敗したり誤字脱字をした際に汚く見える欠点があります。
例えば、誤字脱字をした場合には横線を引いて訂正印を押すことで修正できますが、全体的な見栄えは悪くなり「書き直すべき」と減点を受ける可能性もあります。
加えて、元々の字が汚いと評価される履歴書を書くのは難しくなります。
履歴書をパソコンで書くメリット・デメリット
僕は字が汚いから手書きは難しいな。
次はパソコンで書くことにはどんなメリット、デメリットがあるか教えよう。
履歴書をパソコンで書くことには、以下のメリット・デメリットがあります。
- 失敗なく早く作れる
- 文字が読みやすい
- 無個性になりやすい
- 履歴書の作り方を知っている必要がある
パソコンでは失敗なく早く作れる
パソコン作成では、誤字脱字に対応できるだけでなく、短時間で作成できます。
文面を考えながら書くことができて修正も簡単という部分で手書きとは大きく異なります。
手書きに比べて圧倒的な速さで作成できるので多くの企業に応募する方にはパソコンによる作成がおすすめです。
手書き比べて文字が読みやすい
パソコンで作成した履歴書はフォントや間隔が統一されるため、誰が書いても読みやすく仕上がります。
手書きでは、良くも悪くも個性が出ます。綺麗な文字を書けない方、文字に癖がある方では読みづらい書類になることがあります。
履歴書をパソコンで作成する場合には『明朝体』や『ゴシック』などの使用率が高く、無難なフォントを選びましょう。
パソコン作成の履歴書は無個性になりやすい
パソコンで作った書類は非常に綺麗で読みやすいですが、書かれている内容以外に相手に与える情報がありません。
手書きで個性を出している履歴書があった場合、情報量やアピール力で負けるのは言うまでもありません。
履歴書の作り方を知っている必要がある
履歴書をパソコンで作成するためには、基本的な使い方を理解しており履歴書の作り方を知っている必要があります。
パソコンを用いた履歴書の作成方法しては、WordやExcelなどのツールを使用する方法と既存のフォーマットに書き込む方法があります。
パソコン操作に慣れていれば簡単に作成できますが、パソコンが苦手な方、所有していない方は無難に手書きをするのが良いでしょう。
パソコンで履歴書を作成できるサイト
僕は、手書きで失敗するのが怖いからパソコンを使おうかな。
履歴書を作成できるサイトがあれば教えてよ!
そうだな、使いやすいサイトを紹介しよう。
既存のフォーマットを使用して履歴書を作成する方のために、おすすめのサイトを紹介します。
履歴書のデータが簡単に作れる『yagish』
パソコンを使用して履歴書を作成する方には、登録なし、完全無料で使える『yagish(ヤギッシュ)』がおすすめです。
こちらのサイトでは、履歴書や職務経歴書のテンプレートが用意されており、目的に応じたものを選んで必要な情報を入力するだけで本格的な履歴書を作ることができます。
履歴書の充実度は非常に高く、JIS規格のものからアルバイト用まで幅広く用意されています。
作成したデータは、PDFとして出力したり、印刷することができます。
完成をイメージしながら作れる『Trico』
『Trico』も登録なし、完全無料で使るサイトで、履歴書や職務経歴書を作成することができます。
テンプレートは履歴書と職務経歴書でそれぞれ1種類しかありませんが、空欄に文字を入れる形式になっているので、実際に履歴書を書いているような感覚で作成できます。
こちらも、作成した履歴書をデータ化できるので、PDFや印刷して使えます。
履歴書の手書き・パソコン作成のまとめ
このページでは、履歴書を手書きするべきかパソコンで作成するべきか迷っている方に向けて、基本的な解説から採用担当者のコメント、それぞれのメリット・デメリットを紹介しました。
履歴書は企業側からの指定がない限り、手書きでもパソコン作成でも問題はありません。
書類選考や面接を担当する人事担当者がどちらの形式を好むかは分からないため、自身の好みやエントリー数で決めると良いでしょう。
また、履歴書では『何で書くか』よりも『何を書くか』を重視するべきです。
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