転職したいんだけど、僕は茶髪だから心配だよ!髪の色って書類選考や面接に影響するのかな?
お前は髪なんて生えていないだろう。
だが、確かに茶髪の人は心配になるだろうな。
会社で働いていると、お洒落や個性を出す目的で髪の色を染めている方を見かけます。仕事をする上で問題がなかったとしても、転職に影響するかもしれません。
インターネット上には「茶髪でも転職できた」という書き込みが複数見られますが、実際にはどうなのか把握している人は多くありません。
このページでは、採用担当者へのアンケート調査の結果と共に、茶髪で転職する際に覚えておきたいポイントを紹介します。
- 面接官が注目しているポイント
- 採用担当者・面接官の声
- 男女ごとの髪色のマナー
- 髪色以外に気を付けるポイント
- 地毛が茶色の人の対策
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転職時に面接官が見ているポイント
まずは、面接官が注目するポイントを確認しておきましょう。
転職の面接において、面接官が最も重要視するポイントは応募者の経験やスキルです。
中途採用者の求人を出している会社は労働力を求めていることが多く、経験やスキルを持ち合わせた応募者は、即戦力として採用されやすくなります。
実際に、茶髪でも内定を貰っている人は多くいます。
ただし、経験やスキルがあるからといって「茶髪でも問題ない」「もっと明るい色に染めてしまおう」と安易な考えを持ってはいけません。
経験やスキルが最重要なのはもちろんですが、面接官は応募者の身だしなみやマナーといった人となりも見ています。
会社の雰囲気に合わない人を採用すると、会社の雰囲気が悪くなったり早期退社に繋がってしまいます。スキルがあっても人間性に欠けた人材を採用する会社はないことを覚えておきましょう。
採用担当者・面接官の声
実際に採用に関わる人はどう思っているんだろう?
それなら、採用活動に関わっている人から寄せられたアンケート調査の結果を見てみよう。
実際に採用担当者として活動している方、面接官として面接に参加した経験のある方50名に『茶髪で転職する人の印象』について調査しました。
まずは、受ける印象について割合を確認しましょう。
どちらでも良い・・・16(32%)
望ましくない・・・19(38%)
不適切・・・11(22%)
半分以上の人が良くないと感じているんだね。
転職する業界にもよるがあまり良い印象を受けないのは確かだな。
次に、上のアンケート調査に参加した採用担当者、面接官から寄せられたコメントを紹介します。
- 髪の色は面接を受ける方にお任せしています。あまり派手な色でなければ良いと思います。(20代・採用担当者・回答内容:どちらでも良い)
- うちは職業柄、茶髪は良くないですね。(40代・役員・回答内容:望ましくない)
- 絶対に駄目ということはないですが、男性は面接のときだけでも黒染めしてきて欲しいです。(20代・採用担当者・回答内容:望ましくない)
- 茶髪が不適切かどうかは業界にもよりますね。うちの会社は即アウトです。よっぽどのスキルがないと書類選考で落とされます。(20代・採用担当者・回答内容:不適切)
- 茶髪で面接に来るなんて受ける気がないと言っているようなものです。(50代・人事・回答内容:不適切)
今回のアンケート調査の結果から、茶髪を『望ましくない』『不適切』と感じている人の割合が多く、選考で不利になることが分かりました。
一方、髪色にこだわりのない会社も一定数はあったことから、茶髪が選考で不利になるかどうかは転職する会社や業界によると言えます。
男性の髪色のマナー
髪色の基準って男女で変わるよね。男の人はどんな髪色にすれば良いの?
そうだな、確かに茶髪の男性に対する世間の目は冷たいな。
転職時、男性は髪色を染めないのが理想です。
会社によっては髪を染めている男性の割合が高く、茶髪でも選考に不利にならないことがあります。
しかし、髪を染める男性に対して「チャラそう」「知性に欠ける」と感じる人は多く、採用時に不利になることもあります。
特に、営業職のような客と関わる仕事、金融や公務員などのお堅いイメージのある業界では、茶髪は良い印象を持たれません。
入社後に染めるのは認められている会社もあるので、証明写真の撮影時、面接時には黒染めをするのがおすすめです。
女性の髪色のマナー
じゃあ、女性はどんな髪色にすればよいの?
女性の方が髪色を自由に選べる気がするよ。
女性には茶髪で転職する人も多いな。
女性は男性に比べて髪色に自由が利くことが多く、茶髪でも減点されない可能性が高いです。実際に採用担当者の中には「男性の茶髪はマイナスイメージを持つが女性の茶髪は気にしない」という人もいます。
ただし、明るすぎる色は減点される可能性があります。
黒染めせずに転職するのであれば、トーンの高い髪色は避けるべきです。
また、清潔感のない髪色は印象が良くありません。部分ごとに色を変えていたり、毛先と根本の色が大きく異なる場合には、一色に揃えたり黒染めにしましょう。
転職時の髪色は黒がベスト
結局のところ、茶髪は駄目なの?
駄目ってことはないが、黒染めするのが安心だな。
男性の髪色は黒、女性の髪色は派手でない色が良いと説明しました。
しかし、男性も女性も髪色は黒にしておくのがベストです。
面接官や採用担当者によっては多少派手な髪色でも気にしないことがあります。その一方で、少しでも目立つ髪色に対して減点する人もいます。
採用担当者や面接官の判断基準は本人にしか分からないため「このくらいなら大丈夫だろう」と思っていると、選考落ちするかもしれません。
もし、自分の髪色に不安がある方は、入社するまでは黒染めをしておきましょう。
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髪色意外の気を付けるポイント
これで髪色は完璧だね。
採用間違いなしだ!
おまえは髪の毛ないだろう。
髪色以外にも注意するべきポイントはたくさんあるんだぞ。
これまでで、転職時の茶髪について紹介してきました。
髪色について注意するのはもちろんですが、マナーや常識の問われる転職では、他のの身だしなみにも注意する必要があります。
転職時には派手な色の髪型を避けます。
髪が伸びすぎていたり、まとまっていないとだらしなく見えてしまいます。男性はワックスで軽くまとめ、女性は縛ったりピンで止めて顔が隠れないようにします。
また、女性がヘアゴムを使用するのであれば、大きな飾りの付いたものは避けてシンプルなものを選びましょう。
服装は、男女ともに黒や紺など落ち着いた色のスーツを着用してジャケットを羽織ります。
スーツの下に着るシャツは、ボタンをしっかり絞めて、男性はネクタイを着用します。
メイクは派手にならないようナチュラルメイクを心がけます。メイクが濃すぎると、真面目そうな印象に欠けるので県店される可能性があります。
また、コンタクトを使用する際には、カラーコンタクトの使用を避けます。
面接中は話し方や姿勢が見られています。態度が悪いと減点されるの可能性があるので適度な緊張感を持って面接に挑みましょう。
質問に答える際には、声を張って相手の目を見ながら話します。
同様に、面接官から質問があった場合にも話している人の方を向きます。テーブルの端の方にいる面接官が話している時には、頭だけでなく体もその人の方に向けて聞きましょう。
また、姿勢は背筋を伸ばして猫背にならないように注意します。
地毛が茶髪の人は?
面接時の注意点は分かったんだけど、もともと髪が茶色の人はどうすれば良いの?
そうだな、特記事項に一言記載しておく方法がある。
生まれつき髪の色が茶色の人は転職に不利になってしまうのでしょうか?
「茶髪にしていると思われたらどうしよう」「黒染めした方が良いのかな」と不安になる方もいますが、わざわざ黒染めする必要はありません。
もし、入社したい会社が髪色に厳しい場合には、履歴書の特記事項や自己紹介の欄に『髪色は地毛の状態になります』『髪色には手を加えていません』と書いておくことで減点を避けることができます。
転職時の茶髪についてまとめ
茶髪でも転職はできるみたいだけど、やっぱり不安だね。
僕が入社したい会社は髪色に厳しいのかな?
業界について詳しく知るためには、その道のプロに聞くのが一番だ。
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このページでは、転職と髪色について採用担当者の声を交えて解説しました。
茶髪であっても転職することはできますが、選考でどのように評価されるかは受ける会社や業界によります。客と関わる仕事やお堅いイメージのある業界では選考で減点を受ける可能性もあるので注意が必要です。
自分の入社したい会社や参入したい業界が髪色に厳しいのか知りたい方は、転職のプロに相談しましょう。
転職エージェントサービスに依頼することで、特定の業界に特化した面接対策を受けることができます。髪色について相談できるのはもちろんのこと、自分一人で悩むより転職がスムーズに進みます。
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