転職活動をしていて感じるのが営業職の多さだよね。
未経験となると営業ばかりなんだけど、僕は営業の仕事は続かなそうだし他の仕事を希望しているんだ。
未経験者や文系出身だと営業の仕事が多くなってくるな。
今回は未経験でも転職しやすい営業以外の職種について紹介しよう。
未経験で転職を希望すると、頻繁に目にするのが営業職を募集する求人です。
ストレスフルで出入りの激しい職場が多かったり歩合制で基本給が少ないなど、労働環境や労働条件が悪いことも多く、嫌煙してしまう方も多い職種です。
しかし、その一方で「営業以外で働きたい」と考えていても、選択肢の少なさや未経験でも正社員として働ける点からこの職種を選ぶことになってしまう人も多くいます。
では、未経験者が営業以外の仕事に就くためにはどういった職種を探せばよいのでしょうか?
このページでは、営業以外で未経験におすすめの職種や会社の選び方を紹介しています。当記事の情報を参考に求人を探してみると良いでしょう。
- 営業に苦手意識を持つ人の割合や理由
- 未経験者でも転職しやすい営業以外の仕事
- 転職に際して覚えておくべきポイント
転職についてのまとめはこちら
営業を嫌だと答える人は4割近くにも上る
営業は所謂『会社の顔』として、自社の商品やサービスの良さを取引相手に伝える仕事です。取引相手はBtoB企業であるかBtoC企業であるかによって異なり、営業が商品を販売することもありますが、大まかな仕事内容としては上記の通りです。
この営業職を苦手とする人、仕事を選ぶ際に営業を避けている人は多いですが、実際にどれくらいの人が営業以外を希望しているのかをご存知でしょうか?
当サイト、転職ステップでは10~50代の社会人50名を対象に『営業職として働くことを嫌だと感じるか』をアンケート調査しました。調査結果は以下のグラフになります。
少し感じる・・・21人(42%)
全く感じない・・・11人(22%)
アンケート調査の結果からは、実に4割近くの人が営業職として働く事を嫌だと感じていることが分かります。
また、営業職について全く嫌だと感じない人は全体の2割弱に留まっている点からも多くの人が営業に対して何かしらの不満や不安を持っていることが分かります。
営業職が嫌煙される理由、営業の欠点
上のアンケート調査では、多くの人が営業職を嫌煙している結果となりました。営業に抵抗を感じてしまう主な理由としては以下のようなものがあります。
- 人を相手にするストレス
- 上司や周囲からのプレッシャー
- ノルマが厳しい
- 備品、接待の自己負担
- 労働条件の悪さ
営業職は人を相手にする仕事であるため、対人のストレスから逃れることはできません。また、顧客との接待があれば勤務時間以外にも人間関係に縛られることになります。
加えて労働条件の悪い会社も多く、個人的な付き合いでは接待と認められず費用が捻出されなかったり、営業から他の部署への移動が認められない会社もあります。
未経験でも採用されやすい営業以外の職種
僕が営業以外に転職したい理由も人間関係だね。
休日や仕事の後まで接待に付き合いたくないよ。
それなら転職しやすい職種を紹介しよう。
勉強が必要になることもあるが正社員として働きたいのであれば検討してみると良いだろう。
ここからは営業以外の職種を目指している方のために、未経験でも採用されやすい職種を紹介します。
以下の仕事であれば、未経験もしくは多少の勉強で入社できることがあります。ライフスタイルやキャリアビジョン、業務内容の希望から適した職種を選んでください。
- 経理事務
- エンジニア職
- コンサルタント
- 企画・マーケティング
- 販売職
- 介護職
『経理事務』はデスクワークが得意な方におすすめ
未経験でも転職しやすい職種の1つ目が、経理事務の仕事です。企業の収支を記録・管理を行う職業で、会社によっては人事や総務などの他部署と重複する部分もあります。
「数字やパソコンに強くないとできないのでは?」と思われがちですが、実際にはルーティンワークな部分が多く、慣れてしまえば文系出身の方でも十分に働くことができます。
ただし、仕事の多くがデスクワークになるため、長時間の座り仕事を苦に感じない方である必要があります。
公認会計士、税理士などの資格があると非常に有利ではありますが、これから勉強を始める方には比較的取得しやすい日商簿記やファイナンシャルプランナーでがおすすめです。
入社前後の3級を取得し、入社後には必要に応じて1~2級の取得を目指しましょう。上級の資格を取得することで、担当業務の幅が広がりキャリアアップを目指すことができます。
『エンジニア職』は手に職を付けられる
「今後に向けて手に職を付けたい」と考えている方は、エンジニア職への転職がおすすめです。一言にエンジニアと言っても、システムエンジニアやインフラエンジニア、プログラマーなど多くの種類があり、仕事の内容も全く異なります。
現在、エンジニアは人手不足の状態が続いており未経験の採用に力を入れている会社が増えています。入社してから学べる環境が出来上がっているので、キャッチアップや周囲からのプレッシャーに焦ることなく働き始められるメリットがあります。
未経験者が歓迎されないケースもありますが、職業訓練やオンラインの学習支援サービスを利用して技術を身に付けることで正社員として採用されやすくなります。
『コンサルタント』は専門知識が身に付く
コンサルタント業は、企業や個人に課題を解決するためのアドバイスを行う仕事になります。経営コンサルタントの他に戦略コンサルタント、ITコンサルタントなど種類は多岐に渡ります。
未経験でも転職しやすい職種ではありますが、経営歴の長いプロを相手に助言や提案をすることも多く、非常に専門知識な知識を身に付けておく必要があります。
必要なノウハウは入社後に学べることが多いのですが、多くの知識を必要とする仕事柄、勉強会やセミナーへの参加が求められたり自身で知識を身に付けるよう言われることもあります。
ルーティンワークが好きな方、仕事以外で勉強をする時間がない方はあまり向いていないかもしれません。
『企画・マーケティング』は会社の売り上げに貢献できる
企画・マーケティングは、市場の動向を分析し具体的なニーズを明らかにすることで、より求められる商品やサービスの開発・提供に役立てる仕事です。市場調査や商品の企画意外にも営業企画や販売促進の業務を兼ねることもあり、仕事の幅は会社によって異なります。
未経験者でも歓迎されることが多いため「営業以外の仕事で会社の売り上げに貢献したい」と考えている方におすすめです。
企画やマーケティングに役立つ資格は複数ありますが、マーケティング・ビジネス実務検定やマーケティング検定などの代表的な資格は入社に合わせて勉強を始めると良いでしょう。
『販売職』は未経験者が入社しやすい
「商品やサービスを売り込むのは好きだが、直接営業をしたくない」という方は、店舗勤務の販売職がおすすめです。
販売職は、消費者に商品やサービスの魅力を伝えるという点においては営業職と似た役割を担っており、会社によっては営業販売として販売と営業の両方を任されることもあります。
しかし、家電量販店のスタッフやカーディーラーのような店舗スタッフを選ぶことで取引先に出向く必要がなくなります。
特別な資格や経験を必要としないうえに未経験者の募集が多い特徴があります。大手の企業であれば研修制度の整備に力を入れているため転職のしやすさ、入社後の働きやすさの両方でおすすめです。
『介護職』は知識を身に付ければ正社員になりやすい
未経験でも採用されやすい職種に介護職がありますが、入社までに講座の受講や資格を取得しておくことで正社員を目指すことができます。
一般に未経験者の採用はパートや派遣などの非正規雇用になり、正社員ではケアマネジャーや介護福祉士などの資格を取得している人達が募集されます。ただし、募集要項を満たしていない求人に応募することはできるため、人手不足の際には一定の知識を身に付けた未経験者が正社員として採用されることがあります。
介護職で役立つ資格の代表的な例としては、介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修、介護事務があり、早いものであれば1ヶ月程度の講習で取得できます。
介護職への転職についてはこちら
未経験でも転職を成功させるためのポイント
おすすめの職種については分かったけど、無事に内定を貰えるか分からないよ。
採用されるためには覚えておくべきいくつかのポイントがある。
採用担当者から高い評価を貰うためにも紹介しておこう。
良い求人には多くの募集が集まります。仮に営業以外の職種にエントリーしたとしても、他にも有力な候補者がいれば勝ち抜くのは容易ではありません。
書類選考や面接で評価され、選考を有利に進めるためにも以下の重要なポイントを押さえておきましょう。
- 採用するメリットを明確にする
- 長期的なキャリアビジョンを伝える
- 面接対策は万全に行う
- 転職エージェントを利用する
採用するメリットを明確にする
まず、内定を出すための条件として企業は『会社の利益になる人材』を募集しています。仕事をこなすだけの人材を募集する企業は少なく、大抵の場合は貴重な経験やスキルを持った価値の高い人材で業務の拡大や新規事業に備えています。
そういった理由があり、採用されるためには自分を採用することで会社側が得られるメリットをアピールする必要があります。
資格やスキル、貴重な経験についてはもちろんのこと、人間性についても売り出していくと良いでしょう。
長期的なキャリアビジョンを伝える
採用の条件2つ目に『長期的に働きキャリアを形成していく人材であるか』が挙げられます。
入社後にやりたいことを伝える人は多いですが、長期に渡って働く意思が伝わる内容にするとより魅力的な自己PRになります。
採用活動には多くの費用が費やされており、求人サイトを利用すれば一人の人材を採用ためにも数万円から数十万円の費用を支払うことになります。また、時間と労力の面でも負担が大きく、2~3ヶ月の時間をかけて多くの関係者が業務とは別で採用活動にあたることにあります。
上記のような理由から、短期離職を前提としていると落とされる可能性が高くなります。
自己PRでは、長期に渡って働く意欲があること、キャリアを積んで会社に貢献する意思があることの2点をアピールしましょう。
面接対策は万全に行う
転職を成功させたいのであれば面接対策は万全に行い、面接官から評価されるよう練習しておく必要があります。
未経験で転職する際には、これまでの経験や人間性が問われるのですが、選考過程で落ちる人の多くはこの面接の準備が不完全なために魅力が伝わっていません。
また、自己PRや志望動機では自身の市場価値を理解したうえで会社に貢献できるポイントを伝えるのですが、ひとりで対策を考えている方の中には、求められる能力と売り出す能力にズレを持ったまま選考に参加してしまう人もいます。
転職エージェントを利用する
転職に不安がある方は転職エージェントサービスを利用してプロのサポートを受けましょう。
転職エージェントでは、各業界について説明を受けたりカウンセリングを基にした最適な求人の案内、内定までの選考指導を受けることができます。
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未経験者の営業以外の転職まとめ
このページでは、営業以外への転職を考えている方に向けて未経験でも転職しやすい業界や転職のポイントを紹介しました。
営業以外にも転職しやすい職種は多々ありますが、どの仕事でも採用されるためには会社の利益に貢献できることをアピールする必要があります。自己分析や企業研究を入念に行うのはもちろんですが、準備した内容をしっかりと伝えられるよう面接対策を徹底することも大切です。
もし、最適な求人が見つからず「転職エージェントに依頼するのも気が乗らない」という方がいれば、非公開求人を豊富に取り扱っている転職サイト、リクナビNEXTの利用をおすすめします。
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