来週から新しい会社で働くことになったよ。
転職初日には菓子折りを持って行った方が良いって聞いたことがあるんだけど、用意しておいた方が良いのかな?
菓子折りを持参するかは入社する会社次第だな。
今回は転職初日のマナーについて解説しよう。
転職も終わると、期待と不安の入り混じる中で入社初日を迎えます。
持ち物や身だしなみに気を付けるのは当然ですが、人によっては転職初日に菓子折りを持参していることがあります。
オンラインストアにも専用の商品がありますが、必ずしも用意しておくべきなのでしょうか?
このページでは、転職初日に菓子折りを持って行くべきかどうかについて紹介します。
- 菓子折りについてのアンケート調査の結果
- 転職初日に菓子折りは必要か
- 菓子折りを持参するメリット・デメリット
- 選び方や渡し方、おすすめ商品など
転職初日に菓子折りを持って行ったことがあるか
まずは当サイト、転職ステップが独自に行ったアンケート調査の結果を紹介します。
20~50代の社会人50名を対象に『転職初日に菓子折りを持って行ったことがあるか』を調査した結果が上の様になりました。
30~40代を境に、菓子折りを持って行ったことがある人の割合が多くなることが分かりました。これには、転職回数の多さが関係していると考えることができます。
どういった会社に菓子折りを持って行ったか
みんなはどんな会社に菓子折りを持って行ったんだろう?
実際に転職した人達から寄せられたコメントを紹介しよう。
次に、上のアンケート調査にて『菓子折りを持参した経験がある』と回答した方に『どういった会社に菓子折りを持って行ったか』『どうして菓子折りを持っていったか』についてコメントを募集した結果が以下の様になります。
40代・女性・事務職
私が菓子折りを持っていった会社は、中小企業でした。
始めは、人数が少ない会社なので手土産があっても良いかなと思って購入していました。
20代・男性・開発職
転職のマナーを調べていた時に、菓子折りを持っていくという記事を見つけたので購入しておきました。
当時の転職先は中小企業です。
30代・男性・エンジニア職
上場企業に菓子折りを持参していったことがあります。
それまでは中小企業にいたので、その感覚で用意したら数が足りるかギリギリでした。
寄せられたコメントには、中小企業への転職で菓子折りを持参したという声が多かったものの、中には大企業にも菓子折りを持って行ったという人もいました。
転職初日に菓子折りは必要か
実際のところ、初日には菓子折りを持参するべきなの?
必ずしも持参する必要はないが、場合によっては持って行っても良いんだ。
そもそも、転職初日には菓子折りを持参すべきなのでしょうか?
結論から言うと、初日に菓子折りを持参する必要はありません。
転職する人は、会社の人数や部署の配置など会社の詳細を知らないことが多いです。そうなると、菓子折りを誰に渡すのか、何個用意しておけば良いのかなど分からないことばかりです。
会社によっては休憩時間にお菓子を出すこともあり、菓子折りが喜ばれることもあります。しかし、ほとんどの社員がお菓子を食べない職場もあるので、場合によっては浮いてしまうことがあります。
加えて、会社によっては異なる部署が隣り合っていることがあります。同じ部署の人にだけ菓子折りを配って隣にいる他部署の人には渡さないという失礼があってもいけません。
以前は、転職時には菓子折りを持っていった方が印象が良いという考え方もありましたが、会社や働き方が多様化している現代では用意しなくても失礼とは思われなくなりました。
菓子折りを持参しても良い時
転職初日に菓子折りを持参する必要がないことは上で説明しました。
ただし、転職先が少人数の会社で、ある程度の社員数を把握できているのであれば菓子折りを持参しても問題ありません。
人数の少ない会社であれば、何個入りの菓子折りを選べば全員に行き渡るのか、誰に渡すのかがはっきりします。
転職する会社についての情報は転職会議で集められます。状況に合わせて菓子折りを持参するべきか考えましょう。
\転職会議で企業のクチコミを見る/
菓子折りを持参するメリット・デメリット
僕はどっちにしようかな。
それぞれについて詳しく解説してもらえると決めやすいな。
それなら次は、転職初日に菓子折りを持っていくメリット・デメリットを紹介しよう。
菓子折りを持参することには、メリット・デメリットとなるポイントがあります。
以下の情報を参考に持参すべきか考えてみてください。
- コミュニケーションのツールとなる
- 物によっては喜ばれる
- 選び方に注意が必要
- 購入費用や時間がかかる
菓子折りのメリット『コミュニケーションのツールとなる』
転職初日に菓子折りを持参する場合、ひとりひとりに手渡しをして回ります。
その際に『本日からお世話になります。こちら良かったら召し上がってください。』と挨拶をすることで相手とのコミュニケーションを図ることができます。
初日に話しかけやすい印象を与えることは、後の仕事や人間関係に影響します。
もし、初日に他の社員との交流を図りたいのであれば菓子折りを持参しておくと良いでしょう。
菓子折りのメリット『物によっては喜ばれる』
菓子折りは、コミュニケーションのツールになるだけでなく、物によっては喜ばれることもあります。
例えば、地元で有名なお菓子、少々高額で手が出しづらい菓子折りは、菓子折りとしての需要が高く、貰った側は「このお菓子は知っている」「一度食べて見たかった」と思うことがあります。
また、有名はお菓子は話題作りにも役立ち、コミュニケーションにも繋がります。
菓子折りのデメリット『選び方に注意が必要』
転職初日に菓子折りを持参することには様々なメリットがある一方で、デメリットとなる特徴もあります。
デメリットの1つ目が菓子折りの選び方です。菓子折りを選ぶ際には『何個入りを選ぶのか』『どんな物を選ぶのか』に考える必要があります。
社員の数に対して、菓子折りの数が少なければ渡すことはできません。社員数が正確に分からない時には余裕を持たせて購入する必要があります。
また、何を購入するかも考える必要があります。常温で保存できない物はもちろん、食べる際にスプーンやフォークが必要となる物も好ましくありません。
社員の中には、貰った菓子折りに感想を言うため休憩やお昼の時間に食べてくれる優しい人もいます。オフィスで食べた際に、こぼれたり散らかるような食べ物は避けましょう。
菓子折りのデメリット『購入費用や時間がかかる』
菓子折りを持参することのデメリット2つ目は、購入に費用や時間がかかることです。
どんな食べ物を渡せば喜んでも貰えるか考えながら菓子折りを選ぶと時間がかかります。身近に購入できるお店がないと交通費もかかります。
最近ではインターネット上で買い物をする人が増え、時短をすることはできますが、購入費用を避けることはできません。
人数の多い会社となると、ひとつの菓子折りでは足りず、3000円以上の出費になることもあります。
転職先で喜ばれる菓子折りの選び方
肝心な商品を選んでなかった。
選んで買っておいて!
菓子折りの選び方を紹介してやるから自分で買え。
転職初日に持参する菓子折りは選び方も大切です。
上で、常温で保存できない物、食べる際にスプーンやフォークが必要となる物、こぼれたり散らかるような食べ物は菓子折りとしてはふさわしくないと説明しました。
他にも注意するポイントがあるので確認しておきましょう。
まず、菓子折りは箱に入った物を選びます。安価な商品だったとしても、紙箱や缶のケースに入った物であれば手土産としての雰囲気が出ます。
一方、パッケージがビニル製の物は安い感じが出るため好ましくありません。紙箱や缶のケースにビニルで個包装されたお菓子が入った商品であれば問題ありません。
配った際に出たごみを回収できるよう紙袋に入った物を選ぶとなお良いです。
転職で持参したいおすすめの菓子折り
お店には良い商品がなかったよ。
ネットで買おうと思うんだけど、おすすめの商品ってないの?
おすすめは、ブランド力があってコスパが良いお菓子だ。
詳しく紹介しよう。
「美味しそうなお菓子を菓子折りにしたい」と思っていても個数や価格などの面で、最適なお菓子が見つからないこともあるでしょう。
ここからは、おすすめの菓子折りを紹介します。購入しやすく、配りやすいお菓子は以下の2つです。
ヨックモック(YOKUMOKU) シガール
ヨックモック(YOKUMOKU)のシガールは、手土産や菓子折りとして人気の商品です。
有名どころでありながら、非常にコスパが良いのも魅力のひとつ!
2000円で30本入っているので、2缶ほど購入しておけば1人あたり2~3本ずつ行き渡らせることができます。
HARADA ラスク
HARADAのラスクも菓子折りとして高い人気を誇ります。
2000円で26枚とコスパも良く、食べ応えもあるので小腹がすいた時に嬉しいお菓子です。午後におやつを食べる会社に選んではいかがでしょうか。
女性にはもちろん、甘すぎない味から男性ウケも良いので失敗がないお菓子です。
菓子折りの渡し方・マナー
菓子折りを用意したけど、どうやって渡せばよいの?
次は菓子折りの渡し方を紹介しよう。
上でも記載したとおり、転職初日には菓子折りをひとりひとりに手渡しで配ります。共用のスペースに置きっぱなしにしたり、外装の付いた状態で誰かに渡すのはマナー違反です。
渡すタイミングに決まりはありませんが、できるだけ相手が作業をしていない時が良いです。就業前に社員が揃っていれば渡しても良いでしょう。
もし、遅れてきた人に渡せなかった時には、相手が休憩しているときなどに「皆さんにお配りしたのでよかったら食べてください。」と言って渡しましょう。
菓子折りを手渡ししていく時は、できるだけ役職の高い順に配ります。
ただし、必ずしも役職の高い社員から配る必要はありません。「部長が来ないから渡せない」と出し渋っていると「上の立場の人にばかり気を遣う人だ」と思われるかもしれないので、臨機応変に対応しましょう。
菓子折りは後日持って行っても良い!
参考になる情報だったよ。
これで初日の準備は万端だね!
菓子折りは後日渡すこともできる。
初日に渡さない場合や忙しさのあまり渡せそうにない場合には、日を改めて渡すと良いな。
このページでは、転職初日に菓子折りを持って行くべきかどうかについて紹介しました。
転職初日に菓子折りを持参する必要はありません。社内の状態や人数が分からない状態で菓子折りを持って行っても業務の邪魔になってしまうことがあります。
もし、コミュニケーションを図るなどの目的で菓子折りを渡したいのであれば、初日ではなく後日渡すようにしましょう。『菓子折りを買うべきか』『何個入りの商品を買えばよいのか』を把握したうえで購入した方が無駄もなくなります。
初日から浮いてしまうことがないように臨機応変な対応を取ってください。
初出勤日に送る挨拶メールもこちらで確認しておきましょう!
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