転職希望の会社が決まったから履歴書を書かないと。
書き方が分からないから教えてよ!
そうだな、履歴書の書き方でも説明するか。
転職したい会社が決まったら次は選考書類の作成に取り掛かります。
履歴書は書類選考を通るための大切な書類で、書き方のマナーだけでなく、企業の採用担当者に興味を持ってもらえるように書く必要があります。
このページでは、転職時の履歴書の書き方から例文など履歴書作成に役立つ情報を紹介します。
転職時に職務経歴書が必要な方はこちら
履歴書の書き方に自信がない人は多い
履歴書の書き方について、詳しく把握していない人は少なくありません。
転職経験の有無に関わらず、社会人30人を対象に履歴書の書き方・マナーに自信があるかを調査した結果、8割近くが何らかの不安を感じていることが分かりました。
使用する履歴書はJIS規格
履歴書の書き方ってなんとなくで覚えているけど、再確認しないとダメかな?
転職の際にはマナーが重要視されるぞ。
確認しておいて損はないだろう。
このページでは、JIS規格(日本工業規格)の履歴書を用いて具体的な書き方を紹介します。
履歴書には、他にも学歴や職歴の記入欄が少ない物、職歴のない新卒用、アルバイト用、写真なしの物、A4サイズ1枚の物があります。
転職では特別な指定がない限り、職歴の記載欄があり写真を貼る形式の用紙を使います。必要な情報が記載できればJIS規格でなくても問題ありません。
このページで解説する履歴書は以下のタイプ(JIS規格)だ。
履歴書『基本情報』の書き方
履歴書『日付』の書き方
- 履歴書の日付には、提出日を記載します。
- 郵送やPDFなどのデータで送る場合には、投函日、もしくは送信日を記載します。
履歴書では、西暦か元号のどちら用いても問題ありません。
ただし、全体を通してどちらかの表記に統一すると綺麗に見えるので、毎回元号を書きたくない方には西暦の使用をおすすめします。
履歴書『氏名、住所』の書き方
- 氏名は、苗字と名前の間を開けて記載します。
- 振り仮名は『ふりがな、フリガナ』の文字に合わせて、ひらがな、もしくはカタカナで記載します。
- 住所は省略せずに記載し、こちらも『ふりがな、フリガナ』の文字に合わせて読み方を書きます。
- 連絡先は、現住所と異なる住所があれば記載します。
住所の振り仮名は番地まで記載します。『○○けん〇〇し○○ちょう○○ばんち』まで記載し、マンション名などそれ以降の住所の振り仮名は省略します。
履歴書『電話、メール』の書き方
- 電話やメールはプライベートなものを使用します。
- 固定電話がなければ携帯の番号でも問題ありません。
在籍中に転職活動を行う方は、会社のメールアドレスを使用するのは避けましょう。
履歴書『写真』の貼り方
- 写真のサイズは、使用する履歴書の指定に合わせてカットします。
- 3カ月以内に撮影された写真を使います。
- スーツで清潔感のある写真を使います。
- 剥がれる可能性があるので、写真の裏には著名をしておきます。
証明写真のような写真が撮れるアプリがありますが、実際の証明写真と同じようにならないことが多く、アプリを使用したこともバレやすいため使用はおすすめできません。
履歴書用の写真についてはこちら
履歴書『学歴』の書き方
高校までの学歴の書き方
- 提出日の書き方に合わせて、西暦と年号のどちらを使用するか決めます。
- 学歴は高校から記載します。
- 高校名は正確に記入します。
- 専攻があれば『○○高等学校 ○○課 (入学・卒業)』と記載します。
- 留年や停学も記載します。(理由は不要)
高校卒業後の学歴の書き方
- 西暦と年号はこれまでの書き方と合わせます。
- 学校名は正確に記載します。
- 『○○大学 ○○学部 ○○学科(入学・卒業)』と専門やコースまで記載します。
- 留年や休学があれば記載します。
学歴と職歴の記入欄が分かれている時には、位置行下の段右端に『以上。』もしくは『以上、相違ありません。』と記載します。
履歴書『職歴』の書き方
- 提出日、学歴の書き方に合わせて、西暦と年号のどちらを使用するか決めます。
- 会社名は略さず正確に記載します。
- 社名変更があれば『株式会社○○(現株式会社××)』と記入します。
- 業種や業務内容、実績を記載します。
- 退職日が決まっていれば、『現在に至る』の上の行に『株式会社○○ 退職予定』と記載します。
- 職歴の最後には『現在に至る』と記入します。
- 『現在に至る』の次の行は右下に『以上。』もしくは『以上、相違ありません。』と記載する。
JIS規格の履歴書は学歴の記入欄に続いて職歴の記入欄があるので、最終職歴の後に『以上』を記載しましょう。
履歴書『免許・資格』の書き方
- これまでの書き方に合わせて、西暦と年号のどちらを使用するか決めます。
- 取得した順ではなく、『免許 ⇒ 資格』の順に記載します。
- 免許や資格の名前は正確に記載します。
- 現在、取得を目指している免許・資格も記載します。
勉強中の免許や資格については、『勉強中』もしくは、『取得予定』を用いて『○○ △級 勉強中(取得予定)』と記載します。
取得予定で提出すると採用担当者によっては、取得できることを前提に面接が進められます。取得が難しそうな資格に関しては『勉強中』と書いておくと良いでしょう。
履歴書『志望動機・自己PR』の書き方
- 志望動機は、具体性のある内容にします。
- 自己PRは、スキルや経験を書き、即戦力となることを売り出します。
志望動機や自己PRでは、少しでも興味を持ってもらえるように情報の取捨選択を行います。
履歴書『通勤時間・通勤方法』の書き方
- 通勤時間は5分単位で記載します。
- 通勤時間が1時間未満の時には、『時間』の前に0や横線を記入します。
- 通勤時間が不明な場合には、『ー時間ー分』と横線を記入しておきます。
- 通勤方法がいくつかある場合には、全て記載します。
履歴書『扶養家族・配偶者』の書き方
- 扶養家族の人数は履歴書の指定に従い、配偶者を含めるか決めます。
- 書き忘れでないことを示すために扶養家族がいない場合には、扶養家族欄に『0』と記載します。
履歴書『本人希望欄』の書き方
- 複数の職種を募集している時には、希望の職を書きます。
- その他、必要に応じて希望内容を記載します。
- 書くことがなければ『貴社規定に従います』と記載します。
履歴書の書き方・マナーのまとめ
履歴書が書き終わったよ!
書き方のマナーは知っているつもりだったけど、意外と知らなかったり忘れていたんだね。
意外にも忘れている人は多いんだ。
転職時には再確認したいな。
このページでは、履歴書の書き方についてアンケート調査の結果、JIS規格を例に履歴書の書き方・マナーを紹介しました。
転職時には、至る所でマナーがチェックされています。
面接対策に気を遣う人は多いですが、履歴書など選考書類も疎かにしてはいけません。
このページの情報を参考に、万全な状態で転職活動に挑んでください。
封筒の書き方はこちら
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