この前面接を受けた会社から内定をもらったんだけど、他の会社も受けてから決めたいと思うんだ。
内定の保留ってできるのかな?
いつまで保留できるのかも知りたいよ!
そうだな、今回は転職時の内定保留について解説していこう。
転職を希望する会社から内定をもらった人の中には「他の会社の選考が終わってから決めたい」「違う会社や異なる業界にも興味がある」などの理由で、内定の保留を考えている方もいると思います。
では、企業からもらった内定は保留しても良いものなのでしょうか?
また、いつまで保留できるのでしょうか?
このページでは、転職時にもらった内定を保留したい方に向けた情報を紹介しています。保留をお願いするメールの例文も掲載しています。
- 内定を保留できるのか
- いつまで保留できるのか
- 保留をお願いする際の注意点
- メールの例文
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内定を保留することはできるのか
転職の際に企業からもらった内定を保留することは可能です。
ただし、期限を超えて保留したい場合には、担当者からの許可を得る必要があります。
企業から内定が出ると、内定通知や内定承諾書が送られてきます。この時に回答期限が指定されるので、その期間内であれば返事を保留していても問題ありません。
ただし、一般に内定承諾書を提出するまでの期間は1週間前後であることが多く、他の会社の選考を待っている方は期間内に結果が届かないこともあります。
もし、回答期限を超えて内定を保留したい場合には、企業の採用担当者にその旨を伝えましょう。
無言のまま保留してしまうと「入社する意思がない」と判断され、内定を取り消されてしまう可能性があるので注意が必要です。
内定の保留はいつまでできる?
僕は2週間くらい待ってもらいたいな。
いつまで保留できるんだろう。
保留できる期間は会社によるな。
大切なのは、いつまで保留したいか明確な期限をこちらから示すことだ。
期限を超えて内定を保留する場合、いつまで保留できるかは、企業や入社予定日によって異なります。
例えば、労働力の不足している会社では保留できる期間が短くなります。反対に、人手に困っていない会社であれば、回答期限を長めに設定できることがあります。
また、入社予定日が近い場合には保留できる期間も短くなりますが、それでなければ期間も長めに設定しやすいです。内定の保留できる期間は会社との相談が必要になるため『いつまで』と断言することはできません。
内定の保留ができないことも
必ずしも内定を保留できる訳ではない。
企業によっては断られることもあるぞ。
そうなの?
いつでも保留できると思っていたよ。
企業によっては内定の保留ができないこともあります。
例えば、入社時期を定めている会社では「人手が足りないため〇月〇日から働ける人材がほしい」と、条件に合った人を探していることがあります。こういった会社が保留を認めてしまうと、予定していた日に人材を補えないため業務に支障をきたしてしまいます。
また、内定を出した人が辞退した場合に備えて候補者を設けている会社でも、いつまでも候補者をキープしておく訳にはいかず、保留が認められないことがあります。
内定の保留ができないと言われた場合には、承諾するか辞退するか早めに考える必要があります。
選考辞退の方法はこちら
内定を保留したい時にはどうすれば良いのか
ところで保留したい時には、どんな対応をすればよいの?
保留したい時には企業の担当者に連絡する必要があるな。
企業が設けた回答期限以内に答えを出せない場合には、内定を保留したい旨を企業の採用担当者に伝えます。
採用担当者に連絡する際には『併願している他社の選考結果を待っているため』など、内定を保留したい理由に加えて『〇月〇日まで回答待っていただく事は可能でしょうか』と、こちらから回答期限を提案しましょう。
内定を保留するとイメージが悪い?
内定の保留を考えている人の中には「期限内に返事をしないと印象が悪いのでは?」と心配になる方もいると思います。
しかし、内定を保留するのは珍しいことではなく、企業からのイメージがダウンすることもありません。
転職はその人の人生を左右する大事なライフイベントであるため、慎重になるのは当然です。企業の採用担当者も重要性を理解しているため、内定をすぐに承諾できなくても悪い印象を持つことはありません。
ただし、内定を保留する意思があるにも関わらずいつまでも連絡をしなかったり、連絡するタイミングが回答期限の直前になるとイメージが悪くなります。
内定保留をお願いする時のポイント
採用担当の人に何か言われたら嫌だな〜。
お願いする時に気をつけるポイントとかあったら教えてよ。
そうだな、4つのポイントを紹介しよう。
企業から貰った内定を保留する際には、以下のポイントに注意することで、相手の心象を悪くせずに済みます。
- できるだけ早く連絡する
- メールや電話は忙しい時間帯を避ける
- 配慮の伝わる文章を送る
- 断られた時にはすぐに引き下がる
できるだけ早く連絡する
上でも説明した通り、内定の保留は企業にとって望ましくない申し出です。
応募者からの承諾がないと次のステップに進むことができません。また、候補者を用意している会社では、いつまでも候補をキープしておくことができないため早く返事が貰えないのは迷惑です。
こういった迷惑を最小限に収めるためにも、内定を保留したい時はできるだけ早く連絡をしましょう。メールで内定通知を受け取った日、もしくは内定通知書が届いたその日に連絡をするのが理想です。
いつまでも連絡しないと内定取り消しになることもあるので注意が必要です。
メールや電話は忙しい時間帯を避ける
企業の採用担当者にメールや電話をする際には、時間帯に気をつけましょう。
お昼時など担当者が席を外している時間帯はもちろん、出勤直後や退勤直前の忙しい時間帯もよくありません。
メールを送るのに好ましい時間は、就業時間である日中です。もし、日中に送れない方は、朝晩に送って翌日にチェックで気づいて貰えるようにしましょう。
一方、電話は相手の勤務時間外にかけないよう注意が必要です。他の方に伝言を頼むのは失礼なので、勤務時間外になった時にはメールで連絡しましょう。
配慮の伝わる文章を送る
もし、内定の保留を電話やメールでお願いするのであれば、時間的な配慮をしていることが伝わる文章を追加することで相手の心象を良くすることができます。
例えば、『併願している他社に面接の日程を早めて頂きました』『他社の選考結果が分かり次第、すぐにご連絡させて頂きます』といった文面を付け加えることで、申し訳なく思っていること、会社に迷惑が掛からないよう配慮していることが伝わります。
書くことがない時には、いつまでに返事をするか明確にしておきましょう。
断られた時にはすぐに引き下がる
内定が保留できないと分かった時に、いつまで保留できるか交渉を始めると、採用担当者の心象が悪くなります。
内定保留の申し出を断られた際には、潔く諦めましょう。
保留を認めていない会社には、早く返事を出して欲しい理由があります。無理を言っても許可されないことがほとんどで、メールを送る採用後担当者には迷惑をかけることになります。
もし、保留する意思があれば面接時に『他社の選考結果を受けた上で承諾を決めたい』という旨を伝えておきましょう。
内定の保留をお願いするメール【例文】
採用担当者にはどんなメールを送れば良いの?
それなら、次はメールの例文を紹介しよう。
企業からの内定を保留したい時に送るメールの例文を紹介します。
【件名】
内定保留のお願い(名前)
【本文】
株式会社〇〇 採用御担当〇〇様
お世話になっております。
先日、貴社の最終面接を受験させていただきました(名前)です。
この度は、貴社の内定をいただきまして、誠にありがとうございます。
面接でもお伝えしました通り、併願している他社の選考結果を待っております。
つきましては、〇月〇日まで回答待っていただく事は可能でしょうか。
大変勝手な申し出で恐縮ですが、ご検討のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
(名前)
電話番号:
メール:
重要なポイントは、こちらからいつまで保留してもらいたいのか提示することです。明確な期限を設けないと相手も許可を出すことができません。
内定保留がいつまでできるのか気になったら
このページでは、転職時に企業から貰った内定をいつまで保留できるのか、保留する際に覚えておきたいマナーを紹介しました。
内定を保留したい時には『いつまで待って欲しいのか』をできるだけ早く担当者に伝えましょう。
「内定を保留できる会社の面接を受けたい」「いつまで保留すれば良いのか明確なスケジュール管理をして欲しい」という方は、転職エージェントサービスを利用しましょう。
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