ネットショップが普及するとともにスマホからオンラインショップを開設できるサービスが次々と登場しました。ネットショップ作成キットを利用すれば難しい作業は一切必要なく、経験やスキルを持ち合わせていない人でも手軽にショップを開設できます。
このページでは誰でも低予算からネットショップを作成できるサービスShopifyを紹介します。「自分のショップを持ちたいが方法が分からない」「少ない費用から始めたい」と考えている方はこのページを参考になさってください。
- Shopifyの基本情報
- サービスのメリット・デメリット
- Shopifyを使った稼ぎ方
- ユーザーからの口コミ・評判
- Shopifyの利用方法
- 他社サービスとの比較
Shopify(ショッピファイ)とは

ShopifyはShopify Japan株式会社が運営を行うネットショップ開設サービスです。便利なツールを豊富に取り揃えることで誰でもネットショップの作成から運営が行えます。専門的なスキルや知識を一切持たない人でもネットショップを開設できる手軽さが評判を呼び利用者を拡大してきました。
Shopifyは月額制のサービスであるため毎月のサービス利用料を支払う必要があります。しかし、販売手数料が発生しないため販売価格の大きい人は支出を削減できます。基本料無料のネットショップ作成サービスに比べて充実した機能が使えるうえに手厚いサポートを受けられます。初心者の副業から本格的な販売まであらゆる使い方が可能になります。
新規登録のユーザーは全てのプランを無料で利用できます。90日間の無料期間が設けられているので気になった方は気軽に登録してみてください。
公式サイトはこちら
Shopifyの詳細情報

Shopifyの料金システムと機能、サービスの安全性、運営会社情報など登録前に確認しておきたい詳細情報を紹介します。
Shopifyの料金システムと機能
サイトに用意されているプランとプランごとの基本料金、クレジット カードの決済手数料、使用可能となる代表的な機能は下の通りです。
ベーシック | スタンダード | プレミアム | |
月額 | 米ドル$29 | 米ドル$79 | 米ドル$299 |
商品数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
24時間サポート | ○ | ○ | ○ |
無料SSL証明書 | ○ | ○ | ○ |
ギフトカード | × | ○ | ○ |
高度なレポート | × | × | ○ |
日本のクレジットカード手数料 | 3.4% | 3.3% | 3.25% |
海外のクレジットカード手数料 | 3.9% | 3.85% | 3.8% |
Shopifyペイメント以外 | 2% | 1% | 0.5% |
プラン契約はベーシックでも十分に利用できます。支払い時の各種手数料は高くなりますが、販売規模が大きくない場合には費用を節約できるベーシックがおすすめです。
一方、販売規模が大きい方には上位プランへの申し込みが最適です。スタンダード、プレミアムに契約しておくと追加の機能が使えるようになります。クレジットカードで決済した際の手数料が安くなるなどの特典が受けられます。
Shopifyの安全性
Shopifyの会員登録時には個人情報を入力する必要があります。登録後のトラブルを避けるためにも予めサービスの安全性を確認しておきましょう。Shopifyの安全性をセキュリティ対策の面と個人情報取り扱いの面から紹介します。
まず、セキュリティ対策についてShopifyではサイト内全ページをSSLに対応させることでセキュリティ面の強化に力を入れています。送受信されるデータを暗号化によって保護しているのです。
また、個人情報の取り扱いついては公式サイトのプライバシーポリシーページに詳細が記載されています。プライバシーポリシーよると、ユーザーから収集された個人情報はサービス運営に利用され、基本的に目的外の利用や本人の同意に基づかない第三者への公開はないと記載されています。
上記の理由からShopifyは非常に安全性の高いサービスであることが分かります。
Shopify運営会社情報
Shopifyの安全性については上で確認しましたが、運営会社の信頼性や評判も提供サービスに直結します。Shopifyの運営会社についても情報を確認しておきましょう。
Shopifyの運営を行うShopify Japan株式会社の会社概要は以下のようになります。
会社名 | Shopify Japan株式会社 |
設立 | 2004年 |
所在地 | 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-12-18 Iceberg 4F |
電話番号 | 03-6281-8663 |
メールアドレス | marketing-jp@shopify.com |
Shopify Japan株式会社は15年ほどの実績を誇る企業です。会社の規模はそれほど大きくありませんが、Shopifyを中心とした販売事業を行っています。会社の評判に関しては不明な点も多いですが、これまでの実績を見ても信頼性の高い企業であることが分かります。
Shopifyのメリット・デメリット

ネットショップ作成サービス『Shopify』にはショップの作成や運営を行うにあたってメリット・デメリットとなる以下の特徴があります。
- 70を超えるテーマが使える
- 専門知識は一切不要
- ショッピング関連の機能が満載
- 登録後90日間は無料
70を超えるテーマが使える
Shopifyの代表的なメリットに豊富なデザインテーマがあります。Shopifyに登録したユーザーは、70種を超える豊富なテーマの中から気になるデザインを選ぶことでショップのベースを作ることができます。
それぞれのテーマにはイメージ画像やテンプレート文が記載されています。テーマを選択し、大まかなデザインを決定したら後は細かな文章やイメージ画像の置き換えをすることで本格的なネットショップが完成します。
デザインテンプレートはショップのイメージを決める重要な要素ですが、詳細を編集するだけで作業が完了します。HTMLやCSSなどを自分でカスタマイズできない人にはありがたいメリットです。
テーマには有料と無料の2種があります。有料テンプレートの価格は$140から$180とテーマとしては適切に設定されています。また、無料で使えるテーマも豊富に用意されているため費用をかけずともしっかりとしたショップを作り込むことができます。
専門知識は一切不要
Shopifyの2つ目のメリットに専門知識を必要としない手軽さがあります。Shopifyでネットショップを始めるにあたって専門的な知識は一切必要ありません。大まかなデザインを決定するテーマを決めたら後はサイトの案内に従って作業を行うだけです。
登録後のホーム画面には作業手順のヒントが表示されます。ヒントに従って商品の追加、テーマのカスタマイズ、ドメインの追加を行えばネットショップの準備が完了します。決済方法や配送方法など詳細を設定したら作成日から販売が始められます。
また、販売の手助けとなるツールが豊富に用意されていることから注文や売り上げの管理、問い合わせ機能なども手軽に利用できます。
パソコンやスマートフォンなどインターネットにアクセスできる環境が整っている人であれば誰でも始めることができます。作成から運営まで専門的な知識が一切必要ないのでは初心者に嬉しい仕組みです。
ショッピング関連の機能が満載
Shopifyにはネットショップを開設するにあたって使える機能が豊富に揃っています。無料のプランが用意されていない点をデメリットと感じる方もいますが、有料であるからこそ低額プランでも優れた機能の多くが使用可能になるのです。
特にクーポンコードやカゴ落ち対策メール、ギフトカードは他社のサービスでは追加料金が必要となったり上位プランへの移行が必要となります。最安値のプランで様々な機能が利用できるのはShopifyを利用するメリットです。
完全手数料制で月額無料のネットショップ開設サービスも次々と登場していますが、これらのサービスではデフォルト機能が充実しておらず、追加料金を支払って機能を増やすことになります。「どの機能を使うと売り上げが伸びるのか分からない」「必要に応じて機能を追加するのが面倒」という方には始めから一定料金を支払うことで様々な機能が使えるShopifyは非常に便利です。
登録後90日間は無料
Shopifyは月額制のサービスであることから無料プランは用意されていません。始めてネットショップ運営を行う人にとっては非常に使いづらい点ではありますが、Shopifyでは無料で試せる期間を設けています。
Shopifyでは新規ユーザーに限り、会員登録から90日間は無料でショップ運営が行えます。このお試し期間中は編集から販売まで全ての機能を試すことができます。豊富に用意されている機能をしっかりと使えて販売まで行えるのです。
この無料のお試し期間を利用するにあたってクレジットカード情報の入力や振り込みの義務はありません。会員登録だけでは自動的に引き落としされることはありませんので、「Shopifyを使わない」と判断した場合には出品を停止してログアウトしたり放置しておけば問題ありません。
Shopifyで稼ぐ方法

ここからは開設したネットショップで効率よく稼ぐためのポイントをご紹介します。Shopifyで有益となる情報もまとめているのでネットショップ作成前に一度目を通しておいてください。
Shopifyで稼ぐためのコツは以下の3つです。
- 売れる商品を出品
- 集客に力を入れる
- ベーシックプランから始める
売れる商品を出品
ネットショップで販売を始めるのであれば、まずは売れる商品を中心に取り扱う必要があります。需要のない商品を取り扱ったところで訪問者は購買意欲を示しません。この商品選択でショップ公開後の売り上げが大きく変わります。
個人が開設・運営を行うネットショップで頻繁に購入されるのが以下のカテゴリーです。
- ハンドメイド作品
- アクセサリー
- CD、DVD
- フィギュア
- 電化製品
- 美容グッズ
- スマホ周辺機器
こういったカテゴリーの中から自分がどのジャンルに参入するのか、どんな商品をメインで取り扱うのか決めてください。
最近ではハンドメイド作品の販売も人気ですが、効率的な販売を行うのであれば確保しやすい在庫がおすすめです。取り扱い商品が決まれば仕入れから販売までスムーズに行える環境を作っておくと良いでしょう。様々な商品ジャンがありますが、初心者こそ売れやすいジャンルに参入するべきです。
集客に力を入れる
ネットショップ運営で最も力を入れるべきは集客です。Amazonや楽天市場、メルカリなど大手ECプラットフォームへの出品とは異なり、個人が開設したショップには集客力がほとんどありません。集客に力を入れないとショップを公開してもショップに訪れる人がいない状態になってしまいます。
価格や品質など売りになる強みがあったとしても訪問者のいないECサイトでは稼ぐことはできません。集客は主にサイトやブログ、SNS上で行うと効率的です。SNSでは、積極的にフォローを行いアクティブなフォロワーを増やすことでネットショップへの訪問者を確保できます。
初期費用として広告掲載費が必要となりますが、ネット広告を利用して集客を行う方法もあります。
ベーシックプランから始める
Shopifyには3つのプランが用意されていますが、これから販売を始める方や副業としてネットショップの運営を続ける方は最も料金の安いベーシックプランから始めるのがオススメです。
ベーシックプランではギフトカードをつけたり高度な解析機能を使うことはできませんがネットショップの上に置いて必要最低限の機能とセキュリティー対策を受けることができます。
有料のベーシックプランでは、無料のネットショップ開設サービスでは追加機能を購入しない限り使用できない機能が豊富に揃っています。
一般の方が販売を始めるにあたって不足と感じる事はほとんどないでしょう。
Shopifyを使っている人の口コミ・評判

Shopifyの口コミ・評判の参考として実際にShopifyでネットショップを開設、運営している人達からをいただくことができたので紹介します。大手アンケートサイトで寄せられた回答のうち2件を公開しています。

30代会社員男性 収益総額:400,000円以上
もともとはアマゾンを中心に商品販売の副業を行っていました。アマゾンのFBAと言う仕組みを使って商品を売っていたのですが、取り扱い商品を高額なものに変えて自分で発送した方が費用を抑えられると考え、ネットショップを開設しました。BASEなど無料で使えるネットショップ開設サービスも試しましたが、無料と言うだけあり追加の機能に料金を支払わない限り使いやすさには限度がありました。その点、全プランが有料のショッピファイでは最安値のベーシックプランに登録しておいても十分に使えることがわかりこちらに乗り換えました。これまでの収益はおおよそ400,000円を超え、最近では安定して月数万円の収入が入るようになりました。梱包、発送の作業を自分で行う必要がありますが、アマゾンに出品していた頃より支払う費用が少なく済むので助かっています。

40代主婦 収益総額:30,000円相当
私がショッピファイを始めたきっかけは趣味のハンドメイドを副業にできたらなと思ったことでした。元はフリマアプリやハンドメイド専用の出品サイトで売っていたのですが自分のショップを持てば知名度を広げながらブランド化を図れるのではないかと考えネットショップ開設サービスを比較しました。ショッピファイはネット上での口コミレビューや評判が良かったこと、月額料金もそれほど高くなかった事を理由に選びました。まだ始めて2ヶ月ほどですが収益はすでに30,000円を超え、徐々にアクセス数も増えています。将来的により稼げるようになると考えればフリマアプリを使うよりも稼げるのではないかと期待しています。
Shopifyの口コミ・評判に関する調査では、Shopifyの格安プランに関するプラスのコメントが多く見られました。月額制のサービスであることから売り上げが少なかったり販売を行わない期間があると損をしやすいのですが、販売規模が大きい人にとっては支払い費用を削減できる優良サービスとなります。
実際に利用したユーザーの中にはインターネット上の口コミ・評判を参考にしている人が一定数いてShopifyの口コミ・評判が良いことは明らかでした。
Shopifyの利用方法

Shopifyでネットショップの作成、運営を行うためにはサイトへの登録を完了させておく必要があります。ここからはShopifyの始め方、ショップの作成方法を紹介します。
Shopifyの利用方法は以下の通りです。大まかな流れを紹介しているので不明な点や疑問点があった場合には公式サイトの説明やお問い合わせ機能をご利用ください。
②メールアドレスやストアURLを入力(使い捨てのメールアドレスも可能)
③販売者の情報を入力
④ストアの住所を入力
⑤手順に従って編集作業を完了させる
⑥プレビューで確認できれば完了
⑦商品を登録して販売開始
登録から利用に難しい操作はなく、お試し期間を利用するのであればクレジットカード情報の入力も必要ありません。Shopifyは初心者でも始めやすい工夫が各所に施されているため編集や運営も簡単に行えます。
上記の手順①に公式サイトのリンクがあるので気になった方はShopify公式サイトにアクセスして詳細をチェックしてみてください。
Shopifyのまとめ

このページではShopifyの基本情報からメリット・デメリット、ユーザーからの口コミ・評判などShopifyに関する様々な情報を紹介してきました。Shopifyは無料のプランこそ用意されていませんが、格安プランの機能性が非常に高くコンテンツの充実具合から高い人気を誇るサービスの1つになっています。
ネットショップの作成経験や運営経験がない人でも手軽に利用できるシンプルなコンテンツと便利な機能で販売をサポートしてくれます。月額を支払うことで販売ごとの手数料を削減することができるため販売規模の大きい人におすすめです。
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BASEやSTORESとの比較

Shopifyの類似サービスとして有名なサイトにBASEとSTORES
があります。両者ともにテレビCMで知名度をアップさせたサービスで、かなりの利用者数と高い満足度を誇ります。
これら3社のサービスについて詳細を比較してみましょう。
Shopify![]() | BASE![]() | STORES![]() | |
料金システム | 月額制 | 販売手数料、サービス料 | 販売手数料 |
無料プラン | なし | あり | あり |
支払い手数料 | クレジットカードの手数料 | 販売価格の6.6%+40円 | 販売価格の3.6% |
常時SSL設定 | ○ | ○ | ○ |
スマホ最適化 | ○ | ○ | ○ |
販売用ボタン | ○ | ○ | ○ |
BASE、STORESは手数料制のサービスで、月額無料のプランが用意されている代わりに販売ごとに数パーセントの販売手数料が発生します。
BASE、STORESの無料プランは費用負担なしで利用したい方におすすめです。これらのサービスにも有料プランや追加のコンテンツが用意されており、有料のプランを契約した場合にはShopify、BASE
、STORES
はそれほど差のないサービスになります。
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